アセキュー

香害と柔軟剤メーカーの関係!香害の発生場所や化学物質過敏症の対策

「このニオイきっつ!」「(ニオイが強すぎて)気持ち悪い」と思ったことはありませんか。また、ニオイのせいで頭痛やめまい、吐き気を催したことはありませんか。公害の一種で、柔軟剤や香水などの強烈な匂いに起因するものを「香害」といいます。この記事では、「香害」について説明していきます。
→香害対策はこちらをクリック

香害とは?

「香害」とは、香水や柔軟剤、芳香剤や制汗剤など人工の香りによって、気分を害されたり体調不良が引き起こされる公害の一種です。「コウガイ」と呼ぶのは、「公害」になぞらえた表現だからです。「香害」の発生要因としては、香りの強い柔軟剤を使用したり、香水のつけすぎなど強いニオイを吸引することなどが挙げられます。

香害の実態とは?香害110番

国民生活センターへの相談件数ですが、2008年度は14件、2012年度は65件と4.64倍も急増したようです。また、2013年度では、独立行政法人の国民生活センターに331件の相談があり、それ以降の相談件数も毎年およそ100件増で推移しているそうです。寄せられた相談内容としては、下記のようなものでした。

「家の窓を開けると、隣の家に干している衣服から強い柔軟剤のにおいがして、頭痛が長時間続いた」「電車やエレベーターに乗ると、隣の人の衣服から柔軟剤のにおいがしてせきが止まらなくなった

そして、2017年度では、NPO法人・日本消費者連盟(日消連)が、夏期に2日間限定で専門の相談窓口の香害110番を設けました。この香害110番には多くの香害に悩まされる通報が続々と報告されたようです。
→香害対策はこちらをクリック

香害のきっかけとなった「香り元年」

みなさんは日本で最も早く柔軟剤を販売したメーカーをご存知でしょうか。それは現在はおなじみのP&Gであり、商品は「レノアプラス」です。2004年に「レノアプラス」が販売されて以来、日本の各メーカーに火がつき柔軟剤の市場は激化することになりました。

各メーカーが他社と違う商品開発を次々と取り組み、防臭、消臭、香り付けなどの様々な機能が柔軟剤に付加されていきました。そして、2012年度が「香り元年」と呼ばれる香りブームが到来した年です。2012年度にP&Gが衣類に対して香り付けだけを目的とした商品を開発しました。これに伴い各メーカーも香り付けをメインにした流れに便乗し始めました。

これがきっかけで、一般家庭の領域を超えて、企業や社会にもどんどんと香りが浸透していきます。同時に2012年度以降から徐々に柔軟剤による健康被害が出始めることにもなります。例えば、2016年度にはタクシー業界にも芳香剤が搭載されるようになります。日本交通タクシーは、タクシーのエアコンの送風口にP&Gの芳香剤「ファブタク」を備え付けました。

こうした香りの流れを受け、洗剤、柔軟剤、芳香剤、消臭スプレー、制汗スプレー、シャンプー、リンス、化粧品などニオイを発するもので私達の周りは氾濫してしまいました。柔軟剤1つをとっても数多のメーカーがあり、メーカー1つをとっても何十、何百と次々に新しい商品を社会に出しています。

メーカーからすれば、私たち消費者が衣類から消したいタバコやお酒などの臭いに対して効果がある商品を開発すればするほど売れ、企業は生き残れるのですから、この香り市場はおいしい市場に他なりません。どんどん商品開発を行い、着実に売上を伸ばしていきました。
→香害対策はこちらをクリック

危険物質・化学物質過敏症

ところでみなさんは柔軟剤の成分表示を見たことはありますか。その成分表示の中に界面活性剤があるのですが、界面活性剤の中にはエステル型ジアルキルアンモニウム塩やポリオキシエチレンアルキルエーテルなど有害なものもあります。

皮膚への刺激であったり、人によってはアレルギー体質の人もいます。こういう有害成分が、ごく一般的に商品の中に含まれている可能性があることを知っているかどうかが大事です。知らなければ、必然的に有害物質で身を包むことになります。それに家族がいる場合、同じ洗剤、同じ柔軟剤を使う家庭も多いかと思います。

自分で買った洗剤、柔軟剤に有害成分が含まれていることを知らなかったことが、結果家族全員の衣類に有害物質が付着してしまうことに繋がります。母親がいい香りだと思い子どものために買った柔軟剤が実は子どもの健康を害していたのでは、とても悲しいとは思いませんか。

有害な化学物質を吸引し続けると問題も起こります。2009年度に化学物質過敏症という言葉が厚生労働省に認められました。

化学物質過敏症は、化学物質を長期間大量に取り込むことで、体内で分解、解毒されずに発症してしまう病気になります。長期間、長時間とはいつも自分がいる場所で起こります。自宅、学校や企業などいつも自分が当たり前にいる、マンションなど生活環境や仕事場で誰かといなければならない場所が実は危険である可能性があります。
→香害対策はこちらをクリック

香害の発症場所

「香害」は人が密集する至るところで遭遇する問題です。社会人の方なら、会社や通勤電車、訪問先のエレベーターの中、マンションやアパートのベランダ、学生や生徒なら学校の教室や部室、公共の場でなら映画館やデパートなど考えだしたらきりがありません。

あなたは人に注意できる人間でしょうか。例えば、自分の子どもの学校の教室がニオイで充満するならば、ニオイのきつい他人の子どもの親御さんに「あなたの家の香りすごく迷惑です。」と注意できますか。

職場なら、部長やマネージャー、社長クラス以上の方々が良かれと思いよく香水をつけますが、その上の方々に「その香水を使うの控えてください。」と言えますか。職場全体がひどい場合、化学物質過敏症を引き起こし退職された方々の事例も多々あり、自分に関係ないと今は思っているあなたも、将来「香害」が原因で転職も考える可能性もあるかもしれません。

管理人の経験も記載します。かつてカナダのトロントにホームステイをしていたことがありますが、現地の多くのシャンプーやボディーソープのニオイは人工物過ぎて慣れるまで気持ち悪くなった経験があります。

また、私がイタリアのヴェネツィアに向かうFrecciaRossaという高速列車に乗っていた際に、車内で配られたおしぼりがすごく香水臭かった経験があります。さらに帰国する際の飛行機でも機内食と一緒に香水のようなおしぼりが配られました。

これらの例が示すように、「香害」問題は自分ひとりの問題ではないということです。日本だけでなく、海外でも人が密集するところでは普通に遭遇する問題でもあります。自分が発する臭い、相手が発する臭い、能動的であり受動的なニオイの問題であると言えます。だからこそ、自分ひとりだけが頑張っても「香害」問題を解決することは本当に難しいと言えます。
→香害対策はこちらをクリック

香害の認知度とメーカーの売上の関係

実はアメリカやカナダでは、都市または職場での禁止を行った事例もあります。

しかし、日本では未だ「香害」という言葉さえ知らない人が多いというのが現実です。試しにあなたの知り合いに「コウガイってニオうよね。」と言ってみてください。その方の頭の中では「公害ってニオうよね。」と脳内変換され、工場関連の話だと思うかもしれません。

「香害」とはまだその程度の認知度なのです。メーカー側も売上が下がるのであまり協力的ではありません。学校や職場も個人の洗剤、柔軟剤、香水、制汗剤など香りを強制する権利など持ちません。
→香害対策はこちらをクリック

香害を訴える「シャボン玉石けん」さんの広告

ここ直近ニュースになったばかりなのですが、シャボン玉石けんさんが「香害を訴える広告」を出されました。柔軟剤=工場、その煙突からもくもくと煙が噴き出るという「香害」の実態をアピールしています。このニュースは2018年6月5日の朝日新聞と毎日新聞の朝刊に掲載されていました。このニュースが出てから、Twitterでは下記のような声が上がりました。

「苦しんでる人、自分だけじゃないって分かりました!!」「この広告でとても勇気が出ました!」「シャボン玉石けんの英断に心から拍手を送ります」

この一例からわかることですが、密かに「香害」に悩んでいる人は多いということです。日本ではまだ社会的に「香害」が大きな問題として扱われていないため、自分だけの問題だと判断して公に訴えることのできない隠れ香害被害者が大勢いるという事実が浮かび上がってきました。

まとめ1-日本人の香害意識の低さと周囲への香害対策

「香害」はれっきとした公害の一種です。臭いで体調を崩すことや、化学物質過敏症という症状さえ出るまで深刻な問題と化しています。これまではただニオイに悩まされていると思うだけの人が大勢いました。最近は日本でも声は上げなかったが「香害」を知る人が増えてきました。

そして、ここ直近では「香害」に対する悩みの共感がさらなる共感を生み、一部社会的に「香害」に対する危機意識の芽が出はじめてきました。ようやく一企業が「香害」問題を訴え始めましたが、一方ではまだ国や市、大多数の企業や学校などは重い腰を上げません。「香害」を公害だと認識すらしていない、自分の過度なニオイに気づいていない人が圧倒的に大多数の社会が日本です。

だからこそ、現段階では「香害」を知る自分の周りの知人、友人、SNSで繋がっている・これから繋がる一人ひとりの意識を変えていき、「香害」の認知と危機意識の芽を育てていくことが重要だと考えます。

まとめ2-多汗症体質と香害対策

香害は一人だけの問題ではなく、コミュニティで生活する上で、避けては通れない社会問題です。

ただし普段使っている柔軟剤が通常の状態ならそこまで匂いが強烈でないため、気づかない場合も多いです。例えば汗をかくことで衣類が水分を吸い取り、結果として強烈な匂いを発している場合もあります。それはあなた自身かもしれないし、あるいはあなたの周りの人間かもしれません。

香害の効果的な対策とまでは言えませんが、少なくともあなた自身の手汗や顔汗、背中も汗やお尻の汗など衣類が吸収する汗の量を減らすこともまた香害予防となってきます。周りの人間に目を向けるのも大事ですが、まずはあなたご自身が「香害加害者」でないか確認して、もし多汗症や汗かきなら必ず制汗剤などで今すぐ対策を取るようにしてください。

    • 下記は妊娠中の女性でも使える制汗剤の『テサランを実際に購入して3ヶ月間使ってみた感想』についての記事です

“今汗や臭いで本気で悩んでいて”、“今すぐ汗や臭い対策をしたい”方は必ずご覧ください。

テサランを実際に使ってみた感想はこちらをクリック▼

【口コミ】テサランを3ヶ月体験した感想!手汗レベル3に効果ある?

特集記事一覧

プロフィール


はじめまして。当サイトを運営しているまっきーです。

(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

10年以上にのぼる医学知識と検証をもとに、汗と臭いの悩みを解決する情報を発信していきます。

サイトマップ