- 投稿日
- 2018年6月4日
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【用語説明】生理(月経)・おりもの
ここでは基本的な用語説明をしていきます。不快に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、大切なお話になります。
生理(月経)とは
女性の身体の成長段階で起こる、子宮からの生理的出血のことです。別名、「メンス」「お弁当箱」「お客さん」「つきのもの」「つきやく」「お月様」「セーラームーン」「つきのもの」「お月様」「初花」など様々な呼び方があります。
「生理」もしくは「月経」と呼ぶのが一般的です。周期は、だいたい1ヶ月くらいの間隔で出血が起こります。個人間で差はありますが、一般的には4日~7日間ほど続きます。女性の子宮が大人になるに連れて赤ちゃんを産めるように準備をします。
そのときに子宮内に赤ちゃんがいない場合、必要なものが体外に出されます。そしてまたそのサイクルが繰り返されます。よく妊娠すると生理が止まると聞きますが、それは生理そのものが赤ちゃんを産むために必要なものですので、安心して下さい。
おりものとは
女性ホルモンによって膣内から出てくる、透明から白っぽい色をした粘り気のある分泌液のことです。子宮や膣、汗腺からの分泌物が混じりあった粘性のある液体です。体内から降りてくるので、おりものと呼ばれます。
多くの女性がおりものを不快だと感じています。朝起きると下着がおりもので汚れてしまいますし、性器からのいろいろな分泌されるものが混ざっているため、ニオイもあります。おりものシートや生理用ナプキン、下着を何度も取り替えないといけないなどストレスになります。
でも、おりものにはしっかりと役割があります。おりものは膣の粘膜を守って、細菌が膣を通して入ってくるのを防いでくれます。膣の中を細菌から守って、きれいに保つ役割があります。それと男性の精子を子宮に届けることをスムーズにしてくれます。赤ちゃんをつくるときに卵子と精子の受精のお手伝いの役割もあります。おりものは負担に感じることが多いものですが、ご自身のお身体を守るためにも、赤ちゃんを作るためにも必要なものになります。