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塩化アルミニウムの使い方!頭・顔・手・脇・足の使用方法と密封療法


塩化アルミニウム液の詳しい使い方を教えてください!病院で処方された塩化アルミニウム液の添付文書を見てもわかりにくい。叩き込むのとすり込むのどっちがいい?全然効果が現れないけどもしかして塗り方間違っている?顔や頭に塗りたいのにダメってホント?肌が乾燥するから化粧水を塗りたいけど、塩化アルミニウム液を塗る前なの?洗顔後に化粧水は塗ったらダメなの

このように制汗効果を期待して気軽に始められる塩化アルミニウム液ですが、意外にも使い方がいまいちよくわからない方が大勢います。そこで今回は「正しい塩化アルミニウム液の使い方」についてお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

塩化アルミニウム液で多汗症(顔汗・手汗・脇汗・足汗)対策

塩化アルミニウム液を使うことで、汗腺に角栓(=蓋)をして多汗症(顔汗・手汗・脇汗・足汗)対策ができます。誰でも気軽に始められて、さほど副作用も大きくないので小学生でもできる多汗症対策といえます。

【基本】塩化アルミニウム液の使い方と落とし方

  • 第一フェーズ:就寝前の塩化アルミニウム液をすり込ますように塗布 ※コットン不使用かつ叩き込まない
  • 第二フェーズ:翌朝に塩化アルミニウム液を洗い流す
  • 第三フェーズ:第一&第二フェーズを毎日繰り返す(1週間~3週間程)
  • 第四フェーズ:1週間程で制汗効果が切れてくるので、第一&第二&第三フェーズを繰り返す

塩化アルミニウム液の基本的な使い方と落とし方を説明します。

第一に就寝前に肌に塩化アルミニウム液を塗布していきます。ポイントは3つあり、1つ目は、入浴をして肌の汚れや皮脂を洗い落とすこと。2つ目は、お風呂上がりで体温が上がっていては塗布した薬剤が流れていくので、エアコンなど空調の効いた汗を抑える環境を作ること。3つ目は、肌の奥に浸透させるようにコットンを使わずに3回ほどすり込ますことです。※叩き込まない

第二に塩化アルミニウム液を塗布した翌朝に、必ず入浴をして塗布した薬剤を洗い流していきます。ネット上には「翌朝にシャワーで洗い落とさなくても別に問題ない」などと書かれていることがありますが、ずっと薬剤が肌に付いていると肌荒れを起こしやすいので、なるべく石けんやボディーソープで薬剤を洗い流しましょう。

第三に「就寝前塗布⇒翌朝入浴」のセットをだいたい1週間~3週間程繰り返します。すると肌が突っ張るような、ピリピリ、カピカピ、ギシギシしてくるような感覚がしてきます。これは別に異常ではなく、汗腺に角栓ができ始めているので塩化アルミニウム液が徐々に制汗効果を発揮している現れでもあります。

第四に塩化アルミニウム液を再度塗布することになります。個人差はありますが、第三の段階で角栓ができると1週間程度は放置していても制汗効果が持続します。

ですがターンオーバー(=睡眠や代謝で古い細胞が垢として剥がれ落ちる)と一緒に角栓も流れていくので、再び汗が出やすくなります。したがって、塩化アルミニウム液を再度塗布して制汗効果を取り戻します。

以上第一~第四を繰り返していくことが、塩化アルミニウム液の基本的な使い方の流れとなります。ただし角栓はターンオーバーで100%流れ落ちるわけではないので、再度塩化アルミニウム液を塗布する場合は、初めて塗布するよりもすぐに制汗効果が出てきます。感覚は1週間に1回~2回再度塗布を繰り返すかんじです。

    • ここからは各部位ごと、またより制汗効果を発揮する発展的塗布の塗り方についても見ていくよ!

【部位】塩化アルミニウム液の使い方(頭皮・髪の毛・顔・おでこ)

  • 頭皮、髪の毛、顔、おでこは肌が弱いので、20%濃度よりも低い濃度に調節する必要がある
  • どれくらい濃度を調節するかは個人差があるので、パッチテストを行い最適な濃度を見つける
  • 顔に塗っても大丈夫な濃度が見つかれば、あとは基本通り就寝前に塗って、翌朝洗い流すことを継続する
  • 頭皮に塗る場合はドライヤーを使用して乾かそう
  • 顔に塗る場合は目や口に入らないようにしよう ※化粧水のつけ方は後述

頭皮・髪の毛・顔・おでこに塩化アルミニウム液を塗布する場合について説明します。頭皮・髪の毛・顔・おでこは体の各部位の中でも肌が敏感で、比較的刺激に弱い性質があります。したがって、通常は20%濃度の塩化アルミニウム液を使用すると思いますが、精製水やエタノールで濃度を調節する必要があります。

20%濃度からどれくらい濃度を薄めるべきかは個人差があるので、絶対基準はありません。したがって濃度を薄めた塩化アルミニウム液を使って、ご自身の肌に事前のパッチテストを行ってから使うようにしましょう。

パッチテストの方法は塩化アルミニウム液を綿棒に染み込ませて、二の腕に薄く塗って2回(30分後、48時間後)確認します。この間にかゆみ・水疱・赤くなるなど変化があれば、より刺激に弱い顔に塗った場合は間違いなく肌の炎症を引き起こすと予想できます。そうなれば、また濃度調節をしていく必要があります。

塩化アルミニウム液の濃度調節ができたら顔や頭皮につけていくことになります。頭皮につける際は髪の毛をかきわけて薬剤を毛根部分に塗っていき、ドライヤーをかけて乾かしていきます。これも3回ほど繰り返すとピリピリ、カピカピ、ギシギシしてくるので、基本通り翌朝に洗い流して繰り返すようにしましょう。

顔やおでこにつける場合も同じく塩化アルミニウム液を塗って、基本通りに繰り返すだけです。ただし薬剤が目に入ったり経口摂取(=口に入る)場合は危険なので、そうなったら水で洗い流してすぐに病院に行きましょう。

    • 顔やおでこといえば、化粧水だね!気になると思って化粧水のつけ方も後で説明するね

    • やった!それは嬉しいです!

【部位】塩化アルミニウム液の使い方(手・脇・足・背中)

  • 手、脇、足、背中は肌が強いので、20%濃度でも比較的使える ※個人差あり
  • 塗り方は共通しているが、足のように皮膚が厚い場合は薬剤が浸透しにくいので角栓ができるのに時間がかかる
  • 「塩化アルミニウム液が効かない」場合のほとんどの方が、角栓ができまでに途中で諦めているか、間違った方法で塗布している
  • 間違った塗布する方法だと制汗効果が薄まるし、いつまで経っても効かないので、基本に立ち返ろう

手・脇・足・背中に塩化アルミニウム液を塗布する場合について説明します。手・脇・足・背中などは、顔よりも肌が刺激に強い性質です。したがって、病院で処方される20%濃度の塩化アルミニウム液を使用しても肌荒れを起こしにくくなります。※もちろん個人差があるので、精製水やエタノールで薄めて使う方もいます。

どこの部位も基本的な塩化アルミニウム液の塗り方は同じですが、足は特に皮膚が厚いので他の部位よりも角栓ができにくく、制汗効果が低くなる傾向があります。その分手や脇が1週間ほどで角栓ができたとしても、足だけは3週間程かかる可能性もあるので、よく「足には塩化アルミニウム液は効かない」と途中でやめてしまう方が大勢います。

部位によって角栓形成の早さに違いはありますが、根気強く毎日塩化アルミニウム液を塗布をした方が、足汗もちゃんと抑えることに成功しています。だから途中で投げ出さないことや、間違った方法で塗布しないようにしましょう。ちなみに背中に塗布する場合は、ネットショップなどに背中に薬剤を塗るための道具が売られているのでそれが便利です。

頭皮・髪の毛・顔・おでこ・手・脇・足・背中ともに、すべて基本通りに塩化アルミニウム液をつけていきましょう。またどこの部位も叩き込まず、すり込ますようにしてしっかりと肌の奥まで、薬剤を浸透させていけば角栓が自然とできてきます。基本を守らず「効かない」と言っていてもそれは自業自得なので、間違いは修正しましょう。

    • さて、次はいよいよ【発展】だよ!より高度な塩化アルミニウム液の塗布方法なので、知らない方はぜひ見ていってね

    • まっきーさん、なんだか楽しそう(笑)

【発展】密封療法を用いた塩化アルミニウム液の使い方

  • 密封療法をすることでより早く角栓の形成を行えて、より制汗効果を高めることができる
  • 手の密封療法⇒手袋を用いることで一晩中薬剤に接することができ、また寝具を汚さずに済む
  • 足の密封療法⇒ガーゼとラップを用いることで一晩中薬剤に接することができ、皮膚の厚い足でも早く角栓ができやすい
  • 染み込ませる薬剤量はたっぷりで大丈夫

いよいよ発展編です。塩化アルミニウム液の制汗効果を高める『密封療法』について手と足それぞれで説明していきます。

手袋(綿・プラスチック)を用いた手の密封療法

手汗の制汗効果を高める『手袋(綿・プラスチック)を用いた手の密封療法』の手順をお伝えします。

基本は手で直接塩化アルミニウム液を塗りますが、今回は不要な手袋や綿素材の手袋(軍手やタクシードライバーの手袋など)に薬剤を染み込ませていきます。※今回は自宅に綿素材の手袋を切らしていたので、不要な冬用手袋で代用しています。ちなみにワセリンを手の甲に塗ると手袋をはめやすくなるので、もし自宅にワセリンがあれば使ってみてください。

次にプラスチック(ナイロン)手袋で最初の手袋を覆います。こうすることで寝ている間もずっと薬剤が手に密封状態で付着するので、より汗腺に角栓ができやすくなります。またお布団や枕などの寝具にも薬剤が付着するのを防げます。あとは翌朝に手袋を外して洗い流せば、より高い制汗効果をより早く期待することができます。

    • 薬剤をバケツや洗面器に入れて、そこに手袋を浸すと手っ取り早いかも

ガーゼとラップを用いた足の密封療法

足汗の制汗効果を高める『ガーゼとラップを用いた足の密封療法』の手順をお伝えします。

まず塩化アルミニウム液を染み込ませた薄い布やガーゼなどを足の裏に乗せます。※ガーゼがズレないように、もう一枚シート状の薄い布を被せています。

次に、キッチンラップで足とガーゼなどを覆って固定します。今回はラップで固定しましたが、ナイロン袋などでも代用は効きます。このように薬剤が寝ている間もずっと足に当たるように、密封状態に固定することが大事です。あとは翌朝に固定していたものを外して洗い流せば、より早く厚い皮膚の足に角栓を形成しやすくなります。

手と足の密封療法ともに、100円ショップに行けば必要な道具は簡単に揃うのでぜひお試しください。

    • ただいきなり密封療法をやると一晩中薬剤に接して肌荒れしやすいから、ある程度塩化アルミニウム液を使ってもかぶれないことを確認してから試そう

    • まっきーさん、ちなみに手袋やガーゼにはどれくらい染み込ませたらいいんですか?

    • 軽く絞れば出てくるくらいたっぷりでいいよ。逆に薬剤量が少ないと密封している意味がないよ

中間もくじ

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塩化アルミニウム液の薄め方

塩化アルミニウム液の濃度の薄め方は精製水、もしくはエタノールを用います。塩化アルミニウム液を薄めることで敏感肌の方でも使用することができるようになるので、濃度が濃いと思ったら積極的に薄めていきましょう。

塩化アルミニウム液の保管方法

塩化アルミニウム液を保管する方法は、直射日光の当たらない冷暗所が最適です。また皮膚科でもらう院内製剤の塩化アルミニウム液などは冷蔵庫の中で保存するように指示されることがありますので、そう指示されたものは冷蔵庫に入れておきましょう。

たまに「冷蔵庫での保管だけど、暑い外出先に塩化アルミニウム液を持っていけるだろうか」と悩む方がいますが、そもそも外出先で塩化アルミニウム液を使う必要はありません。いつ塗って、いつ洗い流すのが基本でしたか?外出している間ではなく、前日の就寝前に塗って翌朝にはすでに洗い流しているはずです。したがって、外出先に持っていく必要性はそもそもありません。

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【注意】化粧水やベビーパウダーを顔に塗るための使用方法

  • 塩化アルミニウム液を塗った後に化粧水やベビーパウダーを顔に塗ることができる
  • 先に塩化アルミニウム液を塗ることで汗腺に角栓を形成しやすくしている⇒1時間~2時間はそのまま放置
  • 「塩化アルミニウム液をつけている間は化粧水をつけてはいけない」と医者に言われても、それ自体が間違っている考え方
  • 肌への刺激を考える=ご自身に適した塩化アルミニウム液濃度に調節すること
  • 化粧水を先につけると制汗効果が低くなりやすい

結論、化粧水やベビーパウダーを顔に塗る方法は、塩化アルミニウム液塗布後1時間~2時間間隔を空けた後です。決して塩化アルミニウム液塗布前ではありませんし、化粧水を塗ってはいけないこともありません。

「塩化アルミニウム液を塗る前に化粧水をつけるべき」なのか「塗った後に化粧水をつけるべき」なのか、あるいは「そもそも塗っている間は化粧水を使ってはいけない」のか、みなさんよくわかっていないので正しくお伝えしていきます。その前にいくつか体験談をご紹介します。
■「31歳、男性」

【皮膚科で化粧水を使わないように言われた結果、肌荒れになる】・・・
31歳、男性です。昔から顔や鼻の汗が止まらず苦しんきました。皮膚科で相談すると塩化アルミニウムを出してもらえたのですが、その医者から「塩化アルミニウムを使うなら化粧水を使ってはいけない」と指示されたので、言われたとおりに化粧水を使うことをやめました。塩化アルミニウムをつけて5日くらい経つと、顔汗が少なくなったようでした。でもその一方で顔のはりもなくなってしまい、肌荒れも起こりやすくなりました。結局外に行く予定がない土日だけ塩化アルミニウムをつけずに顔の保湿ばかりしていますが、これで本当にいいのか正直疑っています。

■「29歳、女性」

【薬局でも違う。結局どっちが正解なの?】・・・
29歳女性です。私は2年前からプロバンサインをやめてオドレミンを使うようになったのですが、どうも薬局ごとでベビーパウダーの使い方が異なるようです。私がよく利用する薬局は2店舗あってマンションの近くと、最寄り駅の近くなのですがどっちを信じればいいのかわかりません。オドレミンのせいか肌が荒れてしまいまして、調べるとベビーパウダーを使った対処方法を見つけました。ですが調べれば調べるほどベビーパウダーをいつ使えばいいのかわからず、薬局2店舗とも聞いてみたのですが、まさか答えが正反対でした。よくわからずなので、結局朝起きてオドレミンを落としてからベビーパウダーを使っています。

■「23歳、男性」

【顔汗とテノール液と化粧水が混ざる】・・・
23歳男性、テノール液を使い始めて1年ほどになります。もとはTwitterの同じ悩みを抱える人にテノール液を教えてもらったのがきっかけです。その人にテノール液の使い方も教わり、シャワーを浴びてすぐに塗ると効果が一番いいそうです。もとから顔汗はかなりかくほうで、シャワーを浴びるだけでもやばい量が出ます。だからと言いますか、結局汗がでるのでテノール液をつけても意味がないような気がします。それとその後に化粧水をつけているので、最終的に顔汗とテノール液と化粧水まで混じってしまい、なんだかよくわからない状態です。最近だと浴槽に水風呂を入れて、足を冷やしながらだとマシだと気づいたのですが悩んだままなのです。

3名の方の体験談を紹介しましたが、皮膚科医や薬局の方でさえ正しくわかっていないということがわかりました。化粧水やベビーパウダーを顔に塗るための使用方法ですが、2つだけ注意しましょう。

まず、先に塩化アルミニウム液を顔に塗布します。基本通りに塗布していきます。これですぐに化粧水をつけてしまうと薬剤の効果が薄まるので、しっかり肌の奥まで浸透させるのに十分な1時間~2時間はそのまま何もつけないでください。またこの時に汗をかいたらせっかくの薬剤も流れるので、なるべく涼しい部屋でリラックスできる環境にいましょう。

そして、1時間~2時間経った頃に化粧水やベビーパウダーで肌の保湿、肌の保護をしていきます。化粧水やベビーパウダーを塗ることで、塩化アルミニウム液を塗っても肌が乾燥することもありませんし、肌がカサカサになって荒れることも防げます。

    • 私も体験談の女性みたいに近くの薬局で聞いてみたんだけど、「おそらく先に化粧水をつけてからの方が肌への刺激が弱まるのでいいと思います」だってさ。いや、おそらくってなんだよ。しかも逆だよ!と内心ツッコミまくりだった

    • んーでも。化粧水が後なのはどうしてなんでしょうか?「肌への刺激が弱まる」というのはわからなくもないんですが…

    • そもそも考え方が間違っている。角栓の形成には塩化アルミニウムと汗腺内の水分の化学反応(加水分解)が必要なんだ。先に化粧水をつけると化粧水の水分と化学反応が起こって、汗腺に角栓ができにくくなるんだ。そもそも肌への刺激対策は濃度調節でできる。塩化アルミニウム液をつける目的は汗腺に角栓を作り制汗対策をすること。肌への刺激は塩化アルミニウム液の目的じゃないよ

    • む、難しいです…えっと、簡単にいえば先に化粧水をつけちゃうと汗を止めにくくなるから、後につければいいってことですね!

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【注意】肌荒れを起こさない塩化アルミニウム液の使用方法

  • 塩化アルミニウム液と他の制汗剤の併用は過剰刺激となる場合がある
  • 角栓ができている間は毎日塩化アルミニウム液を塗らない⇒1週間に1回~2回再度塗布を繰り返すだけで十分
  • 精製水で薄めた塩化アルミニウム液には使用期限があると思ったほうがいい
  • 妊娠や生理で体内のホルモンバランスが乱れている時は、使用を控えた方がいい

濃度調節以外にも、塩化アルミニウム液を使う上で、肌荒れを起こさないように気をつけるべき4つのことがあるので、それぞれ説明していきます。

1.他の制汗剤との併用

塩化アルミニウム液と他の制汗剤の使用はなるべく控えましょう。塩化アルミニウム液は就寝前につけて翌朝洗い流します。だから日中は汗が出たときのことを不安に思って、別の制汗剤をつけたいと思うかもしれませんが、基本的に1制汗剤だけで事足りるなら余計な刺激物は控えるべきです。

もちろん塩化アルミニウム液で角栓ができていない状態なら『テサラン』や『デトランスα』など別の制汗剤をつけてもいいと思います。ですが、きちんと角栓ができている状態で過剰刺激を与え続けると、まず肌荒れを引き起こしますので注意しましょう。両方使いやり過ぎるよりは、1つの制汗剤を適切に使うようにしてください。

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2.継続期間を空ける

角栓の継続期間中は塩化アルミニウム液を塗らないでください。角栓ができるとターンオーバーで流れていくまでに1週間程度は制汗効果が続きます。しかし不安に思って毎日塩化アルミニウム液を塗布する方がいます。そういった余計な刺激は汗腺の異常を引き起こして、制汗効果をどんどん失わせることになります。汗を止めたいのにご自身で汗を増やしては本末転倒です。

3.使用期限

濃度を薄めた塩化アルミニウム液の使用期限は1週間程度だと考えましょう。院内製剤や市販の塩化アルミニウム液には防腐剤が入っているので、原則使用期限はありません。ただし濃度を薄めようと精製水を使った場合、雑菌が入りやすくなり長期期間での保存が効かなくなります。

4.妊婦、生理

妊娠中の妊婦さんや生理中の女性では通常時と体内のホルモンバランスが崩れているので、塩化アルミニウム液の使用を控えましょう。ホルモンバランスが乱れている時はストレスも溜まりやすく、ただでさえ肌荒れを起こしやすい状態です。そこに塩化アルミニウム液の外部刺激が加わると、余計に肌荒れを起こしやすいので注意しましょう。

まとめ

今回は「正しい塩化アルミニウム液の使い方」についてお伝えしてきました。

    • 塩化アルミニウム液の基本は、「就寝前に塗って翌朝洗い流すの繰り返し」をずっと繰り返す
    • 体の部位によって肌の刺激に強さが変わるので、濃度調節が重要
    • 叩き込まず、コットンも使わずにすり込ますように塗る
    • 手と足については『密封療法』を行うことでより制汗効果を高めることができる
    • 化粧水やベビーパウダーはつけてもいい。でも必ず塩化アルミニウム液をつけた後1時間~2時間以上の間隔を空ける必要がある
    • 「塩化アルミニウム液を使う間は化粧水をつけてはいけない」という皮膚科医もいるので気をつけよう
    • 「どうして化粧水が後なのか」は「どのように角栓ができるのか」という塩化アルミニウム液の原理を知っていれば当たり前の結論
    • 塩化アルミニウム液の使用にはいくつか注意しないと肌荒れを起こしやすい

なぜか取扱説明書では曖昧な表現の多い塩化アルミニウム液。だから説明書を読んでもよくわからず間違って塩化アルミニウム液を使用する方は大勢います。ですが間違った塗り方だと、いつまで経っても制汗効果が現れないだけでなく、皮膚トラブルまで引き起こします。

正しく基本を押さえて、そして塩化アルミニウム液の効果を最大限に発揮する密封療法を取り入れていくことさえできれば、手掌多汗症レベル3だろうが「塩化アルミニウム液が効かない」事態にはあまりなりません。もちろん中には本当に効かない方もいますが、「自分には効かないことがわかった」という成果が得られて、決して無駄な経験ではありません。

いろいろな治療方法を“まずは実際に試す”ことから多汗症治療は始まります。はっきり言いますが、“悩むだけで、今何も行動しない”なら、“今後も今と同じくずっと手汗に悩まされ続ける”だけです。“まずは行動をする”ことが、あなたの手汗を治療することに繋がります。

    • 下記は塩化アルミニウム液よりも副作用が出にくい制汗剤の『テサランを実際に購入して3ヶ月間使ってみた感想』についての記事です

“今手汗で本気で悩んでいて”、“今すぐ手汗対策をしたい”方は必ずご覧ください。

テサランを実際に使ってみた感想はこちらをクリック▼

【口コミ】テサランを3ヶ月体験した感想!手汗レベル3に効果ある?

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プロフィール


はじめまして。当サイトを運営しているまっきーです。

(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

10年以上にのぼる医学知識と検証をもとに、汗と臭いの悩みを解決する情報を発信していきます。

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