アセキュー

手掌多汗症による汗疱の治療方法!皮がむける汗疱が起こりやすい原因


手掌多汗症と手の湿疹や汗疱は何か関係ありますか?毎年春から夏にかけてお風呂上がりや、朝起きたら手のひら全体にぶつぶつした出来物があります。あまり痛くないけどかゆくて、つい我慢できず皮をむいてしまい、まるで脱皮みたいになります。その後赤みが広がったり、痛みも感じてきてスマホやお茶碗を持てなくなったことがあります。一体これは何なんでしょうか?

手掌多汗症だと手の指の間などに汗疱という湿疹ができる方が多くいますし、きちんと治療をする必要があります。そこで今回は「手掌多汗症による汗疱の治療方法」についてお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

    • 画像は足ですが、イメージしやすいと思うので使ってます


手掌多汗症による汗疱とは?

エクリン腺が集中していて発汗量が多い手の平・手の指の間、足の裏の皮膚の下にできる、ブツブツした透明色の水疱のことを汗疱(汗疱状湿疹:かんぽうじょうしっしん)といいます。汗疱1つ1つは小さいですが、たまに大きな水疱もできます。

汗疱ができ始めるとかゆみやビリビリ電気が走るような刺激(痛み)などを感じ始めます。3日~1週間程度汗疱を放置しておくと角質層がジュクジュクになってきて、かゆみに耐えかねて皮をかきむしる、あるいは自然に水疱が破裂して周辺の皮膚はジュクジュク、ボロボロになって炎症や湿疹が悪化します。

掌に汗疱ができると問題なのが他人から丸見えということです。例えばコンビニやスーパーで買い物をして、レジに並びます。レジ係はお釣りを渡そうとしますが「うげっ!」というしかめっ面して嫌々渡してくる、年齢が若いと「気持ち悪い!」と言ってお釣りを投げて渡すこともあります。(※管理人の実体験)

手掌多汗症の場合だと掌に手汗が集中するので足裏などにはできづらいと思いますが、症状が重いと掌全体が水疱だらけになってしまいます。次は汗疱と手掌多汗症の関係を見ていきましょう。

手掌多汗症だと汗疱が起こりやすいの?

  • 原発性多汗症(手掌多汗症・足蹠多汗症・腋窩多汗症など)
  • 続発性多汗症(自立神経失調症・甲状腺異常・バセドウ病・更年期障害など)
  • 乳児などの成長期の高い新陳代謝

汗疱ができる原因ですが、世界中のどこの医療機関でも現在はっきりとした汗疱のすべての原因は明らかにできていません。ですが汗疱を引き起こす1つの原因として、手掌多汗症も汗疱と関係していると考えられています。

汗の成分が汗腺からの発汗を阻害して角質層の下に水分をためてしまう、あるいは皮膚のタンパク質の性質を変容させて汗腺異常を引き起こしているなどいろいろ議論されています。したがって「手掌多汗症を治療すること」⇒「汗疱を治療すること」につながります。

また多汗症でなくても、生後1ヶ月~3ヶ月くらいの赤ちゃんの新陳代謝は非常に高いので汗疱ができやすくなります。赤ちゃんを持つママは赤ちゃんの肌をなるべく清潔に保ちましょう。

    • 実はさっきのレジでの経験で一時期鬱になってね。当時外を出歩けなくなったんだ…

    • かわいそう…でも今は汗疱大丈夫なんですか?

    • 手掌多汗症の治療をちゃんとしてからはたまに小さいのができるくらいで、できても皮膚のケアをすれば治るから心配ないよ

汗疱と似たような皮膚の皮がむける症状

汗疱は原因不明の皮下に水分がたまった湿疹ですが、よく汗疱と間違えられる病気が、皮下に膿がたまる『掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)』とりわけ皮膚糸状菌による『水虫(白癬・たむし)』です。

掌蹠膿疱症は膿の色が違うので医学知識がない素人でも見分けがつく場合がありますが、水虫についてはまず見分けがつきません。したがって大事なのが、掌に何らかの異常な湿疹ができた場合に必ず皮膚科で検査を受けることです。汗疱も掌蹠膿疱症も水虫も、いずれも正しい治療方法を皮膚科医に相談しましょう。

汗疱治療における注意点

汗疱で苦しむ方の多くが自己解決をしています。

「これくらいなんとかなるはず」⇒「少しかゆいような」⇒「あ、かゆい」⇒「わりと痛痒い」⇒「かいちゃダメなのにどうしてもかゆくて痛くて、でもかけずにはいられない!」という感じで、ご自身の肌をどんどん傷つけていきます。

例えば最初は痛くもないから亀の子たわしで皮をむいていたけど、そのうち汗疱の傷口から細菌やウイルスが侵入して家事をすると水がシミて半泣きになる方もいます。あるいはアレルギー性の感染症やアトピー性皮膚炎など別の病気を引き起こし、気づいたら手に負えないレベルまで悪化していた場合も数多くあります。

絶対にやってはいけないことは、医学知識がない素人の一般常識で病気を勝手に判断したり根拠不明のネットの書き込みに頼り切って、一度も専門知識がある皮膚科医に相談しないことです。そもそも汗疱を根本的に治す方法は未だにわかりませんし、原因不明の症状を一般常識で考えても答えは出てきません。

    • では実際に医療現場で行われる治療の流れについて見ていこう!

手掌多汗症による汗疱の治療方法

  • かゆみや痛みを伴う皮むけ、水疱、湿疹、水ぶくれが起こる⇒迷わず皮膚科医相談
  • 皮膚科医による診察と顕微鏡分析⇒汗疱か水虫の判断
  • 汗疱判断⇒薬治療(ステロイド薬、保湿剤、軟膏)、金属類のパッチテスト、その他(食生活や生活リズムなど)の治療相談
  • 手掌多汗症判断⇒濃度20%の院内製剤塩化アルミニウム液処方 ※手掌多汗症でない方は場合による

手掌多汗症による汗疱の治療方法は上記4つの流れで進みます。

皮膚科医はまず汗疱、掌蹠膿疱症、水虫のどれなのか見分けてくれます。掌蹠膿疱症かどうかは一目見ればわかります。また汗疱と水虫の症状がほぼ同じなので、皮膚科医でも見ただけでは判断できませんが、大概は顕微鏡で皮膚糸状菌が有るか無いか調べてもらえるはずです。

その後水虫ならその治療。汗疱ならみなさんの症状の程度や生活リズムなどに合わせて改善点を一緒に考えてくれるはずです。例えば炎症がひどければステロイド薬(例:カチリ)、角質がジュクジュクなら尿素系軟膏(例:ジフラール軟膏やエクラー軟膏)、角質がカチカチに固いなら保湿剤など使い分けるので、一度診てもらいましょう。

ただし、汗疱の薬だけでは結局のところ手掌多汗症を治療することはできません。したがって同時に院内製剤した20%濃度の塩化アルミニウム液を処方して、汗疱と手掌多汗症の両方を治療する必要があります。当たり前ですが、そもそも汗疱を引き起こしたかもしれない手掌多汗症を放置しても汗疱は治療できません。

    • 知り合いが「自己判断は事故判断だな」って言ってたんだけど、うまい!って思わない?

    • 『事故判断』(笑)たしかに私一人で考えても汗疱の治療のやり方もわかんないし、手汗を止めることも両方大事なんですね。私、事故ってますね(苦笑)

【注意】手掌多汗症以外の汗疱が起こりやすい原因

  • 精神的ストレス(育児、仕事、交友関係、睡眠不足など)
  • 体内ホルモンバランス(成長期、生理、妊娠、更年期障害など)⇒漢方薬治療
  • 自己免疫疾患(甲状腺異常、バセドウ病など)
  • 有害な化学物質の吸引(喫煙、柔軟剤による香害、排気ガスなど)
  • 金属アレルギー(歯医者の機材のニッケル、豆腐のコバルト、金属メジャーのスティール、ピアスのチタン、腕時計のステンレスなど)⇒皮膚科でパッチテスト確認
  • 環境の変化(気温、気圧、湿度、季節、外国への旅行)
  • 化粧品(化粧水、シャンプー、メイク道具など)に含まれる化学物質へのアレルギー
  • 偏った食生活によるビタミン不足
  • 細菌が繁殖している身の回りのもの(例:湿気が多く日光にもあてていない靴)

上記のように手掌多汗以外にも汗疱を引き起こす原因は考えられますし、他にも予想外の原因で汗疱を引き起こす可能性もあります。またどれか一つが汗疱の原因というよりも、さまざまな原因が組み合わさっている場合の方が多いです。そのため手掌多汗症以外の各原因ごとに総合的に治療していく必要があります。

繰り返しますが、少しでも異変を感じたら専門の皮膚科医を訪ねるようにしましょう。また皮膚科医の中でも汗疱の知識が深い方とあまり深くない方に別れるので、何名かの皮膚科医に相談したり別の病院で診察してもらうなど、なるべく多くの情報をもらいましょう。

まとめ

今回は「手掌多汗症による汗疱の治療方法」についてお伝えしてきました。

  • 手掌多汗症と汗疱は関係がある
  • 手掌多汗症の手汗が原因で汗疱ができている可能性がある
  • ただし汗疱自体の明確な原因は現代医学でも不明
  • 汗疱、掌蹠膿疱症、水虫は混同される。特に水虫については皮膚科医でも顕微鏡を使わないと判別が難しい
  • 汗疱は最初は何でもないが、だからこそ放置をして結局症状が悪化するケースがほとんど
  • 手掌多汗症以外にも日常のあらゆる場面で汗疱を引き起こす可能性があり、それらは複合して引き起こす
  • 汗疱を治療するためには、汗疱そのものを治療することと引き起こした原因に対する治療が必要
  • 専門家でも判断が難しいので、一般常識で問題ないと決めつけるのは危険⇒自己判断は事故判断

手掌多汗症だと常に手汗が出ているようなものなので毎年のように汗疱ができやすいです。ただ汗疱の名前自体はそれほど有名ではありませんので、「この湿疹は何だろ?別に気にしなくてもいいのかな?」と放置してしまう方が大勢いますし、かつて私もその一人だったので身も心も痛い目に遭いました。

手掌多汗症の方はなるべく肌を清潔に保ったり、塩化アルミニウム液など制汗剤でしっかりと手汗対策をしていくことが、結果的に汗疱予防と治療に結びつきます。手汗を放置せずに制汗剤などで治療しましょう。

いろいろな治療方法を“まずは実際に試す”ことから多汗症治療は始まります。はっきり言いますが、“悩むだけで、今何も行動しない”なら、“今後も今と同じくずっと汗に悩まされ続ける”だけです。“まずは行動をする”ことが、あなたの汗を治療することに繋がります。

    • 下記は子供や妊娠中の女性の敏感肌でも使える制汗剤の『テサランを実際に購入して3ヶ月間使ってみた感想』についての記事です

“今汗で本気で悩んでいて”、“今すぐ汗対策をしたい”方は必ずご覧ください。

テサランを実際に使ってみた感想はこちらをクリック▼

【口コミ】テサランを3ヶ月体験した感想!手汗レベル3に効果ある?

特集記事一覧

プロフィール


はじめまして。当サイトを運営しているまっきーです。

(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

10年以上にのぼる医学知識と検証をもとに、汗と臭いの悩みを解決する情報を発信していきます。

サイトマップ