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手掌多汗症手術にかかる費用はいくら?高校生でも手術費用を支払える


物心がついてレベル3の手掌多汗症だと気づきました。病院で診てもらっても「君はすごく新陳代謝がいいね」と同じことの繰り返し。説明不足なのか友達にも理解してもらえない…わかってくれない苦しみに耐えかねて手術したいと思いました。でも高校1年生だからお金もないし、治療費って保険が効いたとしたらどれくらい必要ですか?

手掌多汗症体質だと一度は考えるETS手術ですが、一体治療費はどれくらいかかるものでしょうか?そこで今回は「手掌多汗症手術にかかる費用は高校生でも払うことができるのか」についてお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

手掌多汗症手術(ETS手術)にかかる費用はいくら?

内訳:初診料(850円)+血液検査など(5,000円)+ETS手術費用(10万円)+再検査(850円)=合計10万6,700円

結論、手掌多汗症手術の費用は平均的に10万円程度です。もちろん病院やクリニックによって手術費用は変わってくるので、安いところもあれば高いところもあります。手術費用を考える上でのポイントは「医療保険適用かどうか」、また「高額療養費制度が使えるかとうか」の2つになるでしょう。10万円程度になる理由を具体的に説明します。

まず法律上手掌多汗症手術は医療保険適用と定められているので、本来の手術費用(手術費用+全身麻酔など)が50万円~70万円かかるところ、保険者負担7割(35万円~49万円)、自己負担3割(15万円~21万円)となります。

次に『高額医療費制度』という医療保険適用時に使える、標準報酬月額に合わせて治療費を抑える制度があります。高額医療費制度により自己負担3割から、さらに病院で支払う治療費を抑えることができます。したがってETS手術費用に対しては、自己負担額は9万円~12万円の範囲(約10万円)になります。

その他に初めてクリニックに外来診療をした時に支払う診察料(850円)、本当に手掌多汗症の体質かどうかを調べる検査や3時間程の説明会(5,000円)、ETS手術後に3ヶ月~6ヶ月以内に行う再検査(850円)などを含めます。そうすると、だいたいですが1回のETS手術全般にかかってくる諸費用は10万6,700円くらいが妥当だと言えます。

    • ちなみに現金以外でもクレジットカードやデビットカードで治療費の分割払いをしているクリニックもあるよ

    • 一括で10万円ちょっとは子供には大金ですよね

手掌多汗症手術の治療の流れ

  • 外来診療(検査・説明会・入院の選択)
  • 1回目の片側手掌多汗症手術(日帰り・1泊2日入院)
  • 代償性発汗の確認と再検査(3ヶ月~6ヶ月以内)
  • 2回目のもう片側手掌多汗症手術(塩化アルミニウム液・カウンセリング・リバーサル手術など)

手掌多汗症手術の流れについて説明します。まず大前提ですが、体の右側と左側の両方を一度に手術することは原則しないことになっています。なぜなら手掌多汗症手術で交感神経を切除するので体に大きな影響が出る、つまり副作用や代償性発汗が起こる可能性がかなり高いためです。

まず右、もしくは左にするか病院で医者と相談をします。その上でまず1回目の手掌多汗症手術を実施して、全身麻酔が切れた後そのまま日帰りをするのが4割の患者、安全を兼ねて1泊だけ病院に入院をするのが6割の患者ですので、どちらにするかは医者と相談して決めてください。

それからしばらくは様子見ということで、片側の発汗量がどのくらい変わったのか、代償性発汗は起こっているのかなど逐一検証をしていきます。一度に両側をしない理由は、手掌多汗症手術をしても代償性発汗が起こらない方もいれば、逆に起こる方もいるからです。正直術前検査でどれほど調べようとも、実際に手掌多汗症手術をやってみないと誰もわかりません。

そして、だいたい3ヶ月~6ヶ月間以内にもう一度クリニックで再検査をしたり、術後の変化を医者に報告し、慎重に考えた上でもう片側も手掌多汗症手術するか、あるいはしないのか自分で決めます。ここで1回目の術後に代償性発汗がひどすぎて苦痛で後悔しかしていないのであれば、別に2回目の手掌多汗症手術を受ける義務もないので中止しましょう。

あるいは特に代償性発汗も起こっていないし、そのまま2回目の手掌多汗症手術を受けると自己決定する方もいます。また代償性発汗の対策として、『テサラン』や『デトランスα』などの塩化アルミニウム液やプロバンサイン、あるいはリバーサル手術などもあるので、それら制汗対策で代償性発汗を抑えつつ2回目の手掌多汗症手術を決行する方もいます。

    • 現実には「一度に両側手術しますか」と確認してくるクリニックがあるんだ…クリニックの名前は言いませんが、もし遭遇したら気をつけよう

    • そうですね、人生の分岐点みたいなものですし。取り返しがつかないですしね

    • その通り。リスクを考えず安易に手術をして、結局後悔したり訴訟を考えている方にもう何十名と会ってきたよ。だから慎重さとリスクヘッジをどれだけ積み重ねるかが大事なんだ

高校生でも手術費用を支払えるの?

結論、本気で多汗症を克服する覚悟があるなら高校生だって手術費用くらい支払えます。いろいろ考えて手掌多汗症手術を受けよう、たとえ代償性発汗を発症したとしてもそれでも後悔せず向き合っていこう。そう決めて真剣に両親に相談をしたにもかかわらず、あっさり一言「手術費用はあなたが自分で支払いなさい」とばっさり言い捨てられる高校生たちがいます。

この場合そもそも両親が多汗症体質が何なのかわかっておらず、きちんとした治療をしたい子供と両親の意見が食い違ってくる事がほとんどです。頑固な両親だと何を言っても聞いてくれないことだってあります。それでも、本当にETS手術を受ける覚悟があるなら時間が許す限りアルバイトをしましょう。

例えば高校1年生の春に、2年後(24ヶ月後)の高校3年生の春までに手掌多汗症手術を2回受けようと考えたとします。ただし、1回目と2回目の手術間で最低3ヶ月間を空けないといけないことを踏まえると…

  • 必要な治療費:[10万円+10万円=20万円]
  • 期間:[24ヶ月間-3ヶ月間=21ヶ月間]
  • 1ヶ月(30日)あたりに稼ぐアルバイト代:[20万円/21ヶ月間≒9,500円]
  • 時給900円とすると1ヶ月あたりの勤務時間:[9,500円/900円≒11時間]
  • 両親の許諾書を得る

あくまでも一例ですが、中学生や高校生でも将来を見越してアルバイト代を稼いでいけば両親のお金を借りることなく2回分の手術費用を支払えることになります。目標は20万円以上ですが、こうやってゴールから逆算して月単位まで落とし込むと、スケジューリングもしやすくなり、アルバイトの予定を組み込みやすいと思います。

とはいえ定期試験や学校行事もあったり、部活動などで忙しかったりするので、土日を削るとか趣味に使うお金を減らして、アルバイト代以外にもお小遣いを貯める努力も必要です。またクリニックによってはクレジットカードの分割払いもできるので、その辺も考慮していきましょう。

最後に中学生や高校生などの未成年は、手掌多汗症手術を受けるために両親の許諾書が必要となります。しっかりとご自身で手術費用を稼いだ上で、両親に何度断られようとも何度でも説得して許諾書をもらってください。ご自身が成し遂げたいことに真剣に向き合う覚悟がある高校生なら可能だと思います。

    • 「お金くれ!」じゃなくて、そこまで真剣に向き合う姿勢を親御さんに見せていれば、きっと親御さんの方から手術費用を捻出してくれると思うよ

    • 理想の親子関係ですね!そうやってママやパパから信頼されるってすごく嬉しいし、自慢の娘みたいです!

手掌多汗症手術のメリット

  • 手術すれば再発せず永続的に汗を抑えられる
  • 発汗しなくなる
  • 将来的にかかるコストを抑えられる

手掌多汗症手術のメリットとしては、やはり発汗しなくなる期間が永続的という点に尽きます。例えば、『テサラン』や『デトランスα』などの制汗剤はあくまでも一時的な効果しかありませんし、その他のイオントフォレーシスやボトックス注射なども制汗剤よりは制汗期間が長いですが、永続性はありません。

その点、手掌多汗症手術は内視鏡で交感神経自体を切除してしまうので人体の自然治癒能力では回復できません。交感神経切除の取り残しがある場合を除いて再発することは原則ありません。ETS手術を受けてからは制汗剤を定期的につけなくても手汗の心配なく、ようやく彼氏と手を繋ぐことができて救われた女性もいます。

手掌多汗症手術の費用以外のデメリット

  • 代償性発汗発症のおそれがある
  • 手が乾燥する
  • 代償性発汗自体を元に戻す方法は限られている⇒リバーサル手術
  • 1回あたりの手術費用が高い

手掌多汗症手術のデメリットとしては、代償性発汗が出る可能性が高いことです。これまでは電車の中で立っていたら手汗や脇汗が気になっていたのに、今度は太ももから足をつたって滝のように汗が落ちてくる。恥ずかしいし電車には乗りたくないけど、仕事があるから仕方がない…そんな悩みを抱える女性が非常に多いです。

また代償性発汗の一方で手や脇自体は汗をかかなくなるので、その分潤い不足となり1年中ハンドクリームなどが手放せなくなる可能性もあります。これまで手汗でパソコンのマウスやテスト用紙などが濡れるほどだったのでむしろ手の保湿はできていましたが、術後は保湿対策が必須となってきます。

まとめ

今回は「手掌多汗症手術にかかる費用は高校生でも払うことができるのか」についてお伝えしてきました。

  • 1回の手掌多汗症手術(ETS手術)にかかる費用は約10万円
  • 1回のETS手術では片側しか手術をしないので、両側を手術する場合は最低20万円必要
  • 高額医療費制度を使用しよう
  • 再検査までに3ヶ月~6ヶ月の期間が必要
  • ETS手術をした方は4割日帰り、6割1泊2日入院する
  • 真摯な態度、真剣な思いと本気の覚悟があるなら高校生でもETS手術費と両親の許諾書は獲得できる
  • メリットやデメリットをしっかりと把握した上で、「将来的なリスク」と「解決できる多汗症の悩み」を秤にかける

以上のように高校生や未成年でも、ETS手術を受けて手掌多汗症や腋窩多汗症を解決することは可能ですので、しっかり手術費用を稼いでいきましょう。また費用だけでなく、代償性発汗が起こった場合の将来的なリスクまでしっかりと考えた上で、ご自身の人生を自由に選択していきましょう。

もちろん手術の費用や代償性発汗のリスクまでを考慮して、「手術をやっぱりやめる」という選択肢を選ぶことも何ら間違いではありません。それはそれであなた自身の決断だと思います。その場合は、手術以外の手汗対策の一手段として、リスクの低い制汗剤を使用してみるのもいいと思います。

いろいろな治療方法を“まずは実際に試す”ことから多汗症治療は始まります。はっきり言いますが、“悩むだけで、今何も行動しない”なら、“今後も今と同じくずっと手汗に悩まされ続ける”だけです。“まずは行動をする”ことが、あなたの手汗を治療することに繋がります。

    • 下記は手汗用制汗剤の『テサランを実際に購入して3ヶ月間使ってみた感想』についての記事です

“今手汗で本気で悩んでいて”、“今すぐ手汗対策をしたい”方は必ずご覧ください。

テサランを実際に使ってみた感想はこちらをクリック▼

【口コミ】テサランを3ヶ月体験した感想!手汗レベル3に効果ある?

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プロフィール


はじめまして。当サイトを運営しているまっきーです。

(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

10年以上にのぼる医学知識と検証をもとに、汗と臭いの悩みを解決する情報を発信していきます。

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