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スプレータイプの制汗剤は飛行機に持ち込みできる?持ち込む方法とは


スプレー缶や制汗剤は機内持ち込みできますか?明日からANAの国際線でハワイへ海外出張だ。そういえばスプレータイプの制汗剤や日焼け止めは国内線の機内はいいけど、国際線に持ち込むのは無理だったか?でも飛行機に乗っている時間が10時間以上あるし、さすがに制汗スプレーないとキツイ…

このように飛行機にスプレー缶やスプレータイプの製品を持ち込めるかわからない方は大勢います。そこで今回は「スプレータイプの制汗剤を飛行機に持ち込む方法」についてお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

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航空保安上においてスプレーは液体物扱いされる

航空会社が行うX線で検査する『液体物』ですが、水やお茶といった「液体」だけでなく、「ジェル」「エアゾール(スプレー)」なども含めた広い意味合いを持ちます。

缶など固形の入れ物に入れておかないと垂れ流れたり、空気中に散ってしまう質量があるものを液体物とみなしているので、当然みなさんが使うような制汗スプレーは液体物となり、荷物検査されることになります。

  • ヘアスプレー(ケープやVO5など)、ヘアムース、ボリュームアップスプレー、育毛剤、クリーム、ワックス、ジェル
  • 制汗剤(制汗スプレー、クリーム、ロールオン)※エタノールを含んでいてもOK
  • 日焼け止めクリーム、スプレー
  • シャンプー、リンス、ボディーソープ、洗顔フォーム
  • シェービングジェルやフォーム
  • 虫除けスプレー※殺虫剤はダメ
  • 化粧品(マニキュア、マスカラ、ビューラー、ネイル、ファンデーション、香水、アイプチ、化粧水、乳液、目薬、歯磨き粉、口腔ケア用品)
  • 精製水、コンタクトレンズの保存液

国際線、国際線ともに許可されている日用品類(制汗剤や化粧品)だと、上記のようなものが液体物扱いされています。

    • 家族での国内国外旅行、海外出張や留学、それに修学旅行や卒業旅行など、飛行機を利用する時は気をつけよう

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スプレータイプの制汗剤は飛行機に持ち込みできる?

結論、「条件さえクリアすれば、国内線や国外線でもスプレー缶やスプレータイプの制汗剤を機内に持ち込むことは可能」です。

ところがネットに転がっている情報では「加圧ガスがあると国内線でも絶対にダメ」「加圧ガスがあっても国内線ならOK」…などと答えがバラバラで、結局どれなのか混乱してしまいます。ここからは「どうすればスプレータイプが機内に持ち込めるのか」説明していきます。

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ガススプレー缶は気圧で爆発するの?飛行機の与圧って何?

  • ガススプレー缶は気圧では爆発しない
  • 飛行機の構造上、与圧される仕組みがある
  • ガススプレー缶の中には可燃性のLPGガス(プロパン・ブタン)が加圧されて入っている
  • 『ガススプレー缶は気圧で爆発する』は間違って広まった知識

『「火気と高温に注意」「高圧ガス」と注意書きがあるスプレー缶は、飛行機の中で気圧で爆発するから持ち込めない』と聞いたことはありませんか?結論、飛行機の中は常時与圧(800hPa)が加えられているので、何らかの機械トラブルが起こらない限りは、スプレー缶が爆発するなんてことは考えられません。

    • 少し気圧の勉強をしますね。わからない人はそれでも大丈夫だよ

気圧の単位を『ヘクトパスカル/hPa』といって、私たちがいつも歩いている地上が1,000hPaくらいです。それに対して飛行機は、空気抵抗とエンジンの推進力に最適なおよそ高度3万3,000フィート(≒1万m)を飛んでいて、外は地上の6分の一以下の150hPa程度の低い気圧になっています。

ただ高度3万3,000フィートだと人間は生きていけない環境です。なので飛行機の与圧装置とエアコンによって機内は6倍の800hPaくらいまで与圧をしています。800hPaの感覚ですが標高2,000m前後が800hPaの感覚です。ちなみに富士山が標高3,700mくらいなのでそれよりも低くなります。

そして飛行機を組み立てるときは、必ず与圧しても大丈夫なように骨組みを考えたり、800hPaだと窓一枚におよそ500~600kgの圧力がかかっているので、ガラス製じゃなくて3層アクリル製を用います。

とはいえ、ガス缶のメーカーも飛行機の標高での圧力を考慮しているので、800hPaに調節された環境では気圧によるガス缶爆発は限りなく0に近い設計となっています。もっと簡単にいえば「飛行機の中の感覚≒ちょっと高い山に登っている感覚」なので、ガス缶にとっては何ら問題は起こりえないということです。

    • 山に登る度にガス缶がボンボン爆発したらそれこそ大問題だよ

    • でも、そもそもどうして「スプレー缶は爆発する」と広まったんですか?

    • スプレー缶の中には可燃性のLPGガス(プロパン・ブタン)が加圧ガスとして入っているんだけど、キッチンの火とガス缶が引火爆発した火災ニュースが流れるよね。そういった情報が人から人へ伝わる中で、いつの間にか「スプレー缶は爆発しやすいもの」と考えられたんだと思うよ

    • なるほどー

『火気と高温に注意』と書かれたスプレータイプの制汗剤は機内持ち込みできる?

制汗スプレーの後ろには『火気と高温に注意』とありますが、先程も説明したように制汗剤の赤い注意書きが原因で手荷物検査に引っかかることは、滅多なことがない限りありません。具体的にいくつかの身近な制汗スプレーを見ていきましょう。


『8✕4MENフットスプレー135g』ですが、後ろの注意書きに『火気と高温に注意』『加圧ガス』と書かれていまが、「気圧」とは一切書かれていません。したがって、制汗スプレーを機内に持ち込むケースでは関係ない文言となります。



『Agデオ24メンズデオドラントスプレーNスタイリッシュシトラスの香り100g』『Agデオ24パウダースプレー無香料180g』に関しても、同じ注意書きはありますが、関係ないので安心してください。当然ですが、『火気と高温』の注意書きされていない化粧品や制汗剤も持ち込めます。

    • ただし「キャップあり」「内容量」については保安検査に関係してくるので、後ほど説明しますね

スプレータイプを機内に持ち込むときの3つの注意点

  • 直接皮膚につける以外のスプレー缶はダメ
  • 誤噴射対策をしておかないとダメ
  • 化粧品類以外のスプレータイプに加圧ガスが含まれているとダメ

ここでは実際にスプレータイプの制汗剤や化粧品を機内に持ち込むときの3つの注意点を説明していきます。旅行の荷物まとめにお役立てください。

1.直接皮膚につける制汗剤や化粧品のみ


『液体物』の項で機内に持ち込めるものを例に挙げましたが、あれらすべてが直接皮膚につける制汗剤や化粧品、日用品であったことはお気づきでしょうか。逆に自分の肌につけないような液体物は機内には持って入れませんし、手荷物検査で破棄されます。

    • 例えば、虫除けスプレーは皮膚に直接つけるけど、殺虫剤は虫に対して噴射するよね

    • ちなみに着ている服が臭うの嫌で防臭スプレー持って入りたいんですが、それだとダメなんですか?

    • 衣類は皮膚じゃないからダメ。よく手荷物検査で引っかかる代表例なんだよ。どうしても持っていきたいならキャリーケースとかスーツケースに入れて、預け入れ荷物で持っていけるよ

2.キャップや蓋などで予想外の噴射弁による誤噴射防止

先程お見せした『8✕4MEN』の写真ですが、商品自体にしっかりとキャップが付いていて、機内に持ち込んだカバンやバッグの中でも誤噴射する可能性は低くなっています。

空港の荷物検査ではいかに機内の安全を高めるか重視しているので、誤噴射して予想外の迷惑行為につながるようなものは検査で引っかかります。キャップや蓋さえあれば別に使用済みの制汗スプレーでも構いませんが、万が一キャップを紛失した場合はガムテープ等で誤噴射対策をしましょう。

3.制汗剤や化粧品以外の加圧ガスが含まれるスプレー缶は禁止

殺虫剤以外にも、工業関連の海外出張だとガスボンベ、塗料スプレー、催涙スプレー、防水スプレー、滑り止めスプレー、冷却スプレー、パンク修理スプレー、農業用スプレーといった加圧ガスや酸化性物質、放射性物質などが含まれているものを持っていきたいと思いますが、これらは機内持ち込み手荷物、最悪預け入れ荷物でも許可されません。

ただし、たとえいろいろな種類の加圧ガスやエタノールが含まれていて、多少引火性があろうとも、それが制汗剤や化粧品類に含まれるものならば、機内に持ち込むことは航空法で許されています。

    • みんなが一番間違うポイントです!『航空法第86条第1項および第2項』・『航空法施行規則第194条第1項および第2項』によって正式に認められていることだよ

    • 私ずっと「加圧ガスは危険」だから、加圧ガスが入った制汗スプレーだとダメって思ってました

    • もし心配なら国土交通省や空港に確認してみようね

中間もくじ

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100g(ml)以上のスプレータイプの制汗剤は国際線では持ち込めない


国内旅行ならX線検査のルールはゆるいですが、国際線の場合は下記2つの厳しいルールが適用されます。

  • 1つの制汗スプレーにつき内容量は100g(ml)まで/合計内容量が最大1,000g(ml)
  • 縦20cm以下、横20cm以下のジッパー付き透明のプラスチック袋でまとめる(1袋のみ使用可能)

したがって、先程の3つの注意点とこの2つのルールの合計5つを守らないと、国内線では機内に制汗スプレーを持ち込めません。しかも、クリームタイプやミスト式などは簡単ですが、加圧ガス入りのスプレータイプの場合は小分けにするのが非常に難しいという問題があります。

さらに、8✕4やAgデオ24など基本的にドラッグストアなどで購入できる制汗スプレーの内容量は、ほとんどが100g以上の平均120g~200gといったものが多いです。つまり内容量100g以上の制汗スプレーを使用しているならば、その時点で国際線の機内に持ち込み不可能となります。※預け入れ荷物はOK

    • 国内線は合計2,000gまで、1制汗スプレーにつき500gなので余裕だと思うよ

    • 私来月のホノルル旅行用に新品の150gの制汗スプレー買ったんですけど、検査って何個や何本で考えないんですね…

    • まほ…。別に新品や未開封は関係ないし、それに「何本持ち込めるか」は制汗剤によって変わるよ。ホノルルなら最大1,000gだから100gなら10個にはなるけど、50gなら20個だね

    • うぅ…まっきーさん先に言ってくださいよ…

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保安検査になるべく引っかからずにスムーズに通過する3つの方法

  • 航空会社によってごく僅かな検査ルールが異なるので、事前確認を行う
  • 機内に持ち込む荷物を減らして、検査に受かりやすくする
  • カバンから制汗剤を出す必要はない
  • 指摘されれば逆らわずに従うことで検査に受かりやすくする

さて、スプレー缶についてのルールはだいたいわかったと思います。次は「なるべく引っかからずに保安検査を通過する3つの方法」をお伝えします。

1.各航空会社が行っている保安検査ルールを事前確認して遵守する

  • ANA(全日空)
  • JAL(日本航空)
  • SKYMARK(スカイマーク)
  • AIR DO(エア・ドゥ)
  • ソラシドエア
  • SFJ(スターフライヤー)
  • FDA(フジドリームエアラインズ)
  • Jetstar(ジェットスター・ジャパン)
  • Peach(ピーチ航空)
  • バニラエア
  • 春秋航空日本
  • エアアジア・ジャパン

国内線、国外線問わずご利用になる予定の航空会社のルールはすべて調べておきましょう。日本や他の世界中の多くの国々は国際民間航空機関(ICAO)に加入しているので、各航空会社の検査ルールは似たようなものですが、完全に同じではありません。ルールの基本は押さえつつ、臨機応変に適用していきましょう。

2.機内に持ち込まないで預け入れ荷物に入れてしまう

「日焼け止めスプレーって機内に持ち込めますか?」と悩む方がいますが、そもそも機内に日焼け止めを持って入る必要はありますか?どうしてわざわざ手荷物を重くするのですか?基本的に機内で絶対に使わないものは、預け入れ荷物にまとめて入れておきましょう。検査する荷物が多いほど引っかかる確率は高まります。

3.何食わぬ顔でX線検査を受け、指摘されれば素直に従う

X線検査のプラスチックトレーに、わざわざカバンの中から制汗剤、化粧品、その他小物を出す必要はありません。気にせずカバンに入れたまま検査に出しても何ら影響はありませんし、仮に『スプレー入ってますか?』と言われたら素直に出しましょう。そこで拒めば確かに怪しい人物ですが、小物を出さなくても何も言われません。

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【裏技】手荷物検査を通さずにスプレータイプの制汗剤を旅行先に持ち込む3つの方法

  • 現地調達で購入する⇒中級者~上級者向け
  • クリーンエリアで購入する⇒初心者から大丈夫
  • 空路、海路、陸路などで直接輸送する⇒上級者向け

「手荷物検査めんどくさい!!」、じゃあ手荷物検査せずに旅行先に持ち込めばよくありませんか?続いては手荷物検査を通さずに、現地に制汗剤を持ち込む3つの裏技」をご紹介します。

1.現地調達で購入する(中級者~上級者向け)

当たり前ですが現地に着いてから買ったものなので、検査する必要がないのが現地調達のメリットです。私は海外旅行なら8割くらい現地調達で済ませているので空港の荷物検査はごく僅かです。ただし、お金も多少かかりますし、外国での買い物に慣れていない中学生や高校生くらいの初心者には難しいのがデメリットです。

2.クリーンエリアで購入する(初心者でも可能)

保安検査後の免税店エリアで買った制汗スプレーなどは180gなどでも問題なく機内持ち込みできます。というのも検査後のエリアのことを『クリーンエリア』といい、空港側はクリーンエリアを安全が保証されている機内と同じだとみなしているからです。

3.空路、海路、陸路などで直接輸送する(上級者向け)

機内持ち込み荷物ですが、条件を満たせばライターも持って入ることができます。よくあるのが家族の形見であるライターを持っていくと検査に引っかかって破棄しないといけないケースです。どうしても破棄できない場合は、依頼すれば特別に空路、海路、陸路などで現地に輸送することができます。

    • ただ制汗スプレーを輸送したという話はあまり聞かないし、依頼手続きも面倒だから私なら現地調達するかな

まとめ

今回は「スプレータイプの制汗剤を飛行機に持ち込む方法」についてお伝えしてきました。

  • スプレーも液体物として荷物検査される
  • スプレータイプの制汗剤も国内線、国際線ともに機内持ち込みできる
  • 機内は与圧されているためガス缶が爆発する可能性は限りなく0に近い
  • 『火気と高温に注意』『高圧ガス』『エタノール配合』は制汗剤や化粧品には関係ない文言
  • スプレータイプ独自の注意点がある(誤噴射予防)
  • 制汗スプレーを機内に持ち込む場合は100g以下の必要がある
  • ICAO基準は絶対基準ではないので、必ず各航空会社に事前確認を怠らない
  • 面倒なら手荷物検査をせず、現地に制汗剤を持ち込めばいい

スプレータイプの制汗剤を飛行機に持ち込むことはできます。しかしネットの情報はバラバラで、結局どっちなのかもわからない発言ばかり…すごく楽しみな海外出張や初めての留学、高校の修学旅行や大学の卒業旅行など航空会社を利用する時に、あやふやな情報を信じて損をしないように注意してください。

日頃から100g以上の制汗スプレーを使用している方は、スーツケースにスプレータイプを入れればそのまま持っていくこともできますし、機内では50ml程度の別タイプの制汗剤を使えば汗や臭いを防げます。そうすれば荷物検査で問題も起こらずに、みんなで楽しい旅行になるのではないでしょうか。

いろいろな治療方法を“まずは実際に試す”ことから多汗症治療は始まります。はっきり言いますが、“悩むだけで、今何も行動しない”なら、“今後も今と同じくずっと汗に悩まされ続ける”だけです。“まずは行動をする”ことが、あなたの汗を治療することに繋がります。

    • 下記は国際線にも持ち込める25gの制汗クリームの『テサランを実際に購入して3ヶ月間使ってみた感想』についての記事です

“今汗で本気で悩んでいて”、“今すぐ汗対策をしたい”方は必ずご覧ください。

テサランを実際に使ってみた感想はこちらをクリック▼

【口コミ】テサランを3ヶ月体験した感想!手汗レベル3に効果ある?

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プロフィール


はじめまして。当サイトを運営しているまっきーです。

(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

10年以上にのぼる医学知識と検証をもとに、汗と臭いの悩みを解決する情報を発信していきます。

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