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アメリカ人のワキガや体臭は臭わない?日本と違う制汗剤や文化の違い


「アメリカ人ってワキガだし体臭もキツイ」と聞いたことがあるのに、すれ違うアメリカ人や外国人は香水みたいな独特のあまい香りがします。外国人だから日本人とはやっぱり違うものでしょうか?、このような人種間の臭いの悩みを持つ方がいます。そこで今回は「なぜアメリカ人のワキガや体臭は臭わないのか」についてお伝えしていきますので、ぜひご覧ください。

アメリカ人のワキガや体臭が臭う2つの理由

アメリカの人口は3億2,800万人以上(2018年)で、日本人口より2億人以上多くいて国土も広大な多民族国家ですので、日本人のように全然体臭が臭わない、ワキガでない方もいます。しかし、アメリカ人の多くがワキガであったり体臭が臭うというのは事実ですし、白人と黒人を合わせて70%以上のアメリカ人がワキガだといわれています。

一方であまり知らないと思いますが、日本人でワキガである割合は10%程度といわれますし、世界的に見れば日本人は全然体臭が臭わないため羨ましがられてもいます。では一体なぜ、アメリカ人はワキガや強烈な体臭であり、日本人はその逆の体質なのか2つの理由から説明します。

    • 人種と地域性でも臭いは変わるんだよ

    • 難しそう・・・

    • がんばって何度も読み直そう

1.ワキガ体質を決めているゲノム配列(塩基配列/DNA情報)


そもそも「アメリカ人」「日本人」と人種を分けているのはゲノム配列です。ゲノム配列はその人間を構成している設計図みたいなもので、設計図はA(アデニン)とT(チニン)、G(グアニン)とC(シトシン)の要素で書かれていています。人類が進化する中で設計図は更新され続けており、人種や体質、肌や髪や瞳の色、汗腺の数、多汗症体質など個人が決まってきます。

そして設計図によって、アメリカ人は生まれたときからアポクリン腺が多くワキガ体質になりやすい人種であり、日本人はアポクリン腺が少なくワキガ体質になりにくい人種として存在しています。ただし、国によってある程度の特徴が似通っているだけなので、アメリカ人や日本人の中でもワキガ体質である場合、体臭が臭う場合と個人個人で差があります。

2.食文化の違いによるアメリカ人の体臭


ハンバーガー、コーラ、ジャンクフード、マフィン、ホットドッグ、肉肉肉…などアメリカといえば動物性タンパク質や糖質を大量に含む食べ物を好む食文化です。私がホテルに持ち帰る用の水を買おうとスーパーに入ったら、水よりもコーラが主張してくる国です。しかも2Lサイズがとにかく安かったので購買欲に負ける国です。

それにマクドナルドでSサイズのドリンクやポテトを注文したら日本サイズのLサイズが出てくるなど、アメリカは平均水準量がとにかく多い印象でした。一方で、日本は味噌汁、魚、豆などいろいろなものをバランスよく食べる食文化で、動物性タンパク質以外にも植物性タンパク質もよく摂取しています。

そしてワキガはアポクリン腺から出る汗が腋の皮膚上の細菌によって分解される時の臭いですが、アポクリン腺からの汗にはタンパク質や栄養分がたくさん含まれています。動物性タンパク質や糖質を摂取すればするほど、ワキガの臭いは強烈になりますし、同時に体内で脂肪分がたまりやすくなるため全身の体臭も臭うようになります。

日本人はアメリカ人のようにそこまで量も食べないし、体内に入る動物性タンパク質や糖質も少なく、かつゲノム配列も臭わない傾向があるために、世界的に見れば臭わない人種と見られています。十数年ほど前から、日本の食文化がアメリカでも人気で和食ブームが起こりましたが、アメリカ人全員が和食を食べているわけではありませんし、現地の和食は高いです。

  • 70%以上のアメリカ人はワキガ
  • 10%の日本人しかワキガではない
  • 人種間でアポクリン腺の数は異なる
  • 動物性タンパク質や糖質を多く摂取するアメリカ人はワキガや体臭も強く臭う

日本とアメリカの制汗剤教育とエチケット文化の違い

アメリカ人にとっては自身が臭うことは恥じることではなく、当たり前の前提で制汗剤を使用しますし、デオドラント対策をしないことはエチケット問題として考える文化があります。一方で、自身が臭うことを恥ずかしいとしか考えず、デオドラント対策はあくまでも個人の問題でありエチケット問題ではないと考えるのが日本です。


(例)アメリカ人のエチケット文化11集

  • 男女とも夜だけでなく朝起きれば必ずシャワーを浴びる
  • 思春期でも子供が臭っていると親は遠慮なく注意するのが当たり前
  • 小学校低学年から『デオドラント教育』が実施される
  • 思春期の臭う子供には『Welcome to puberty(思春期おめでとう)』と公に認める
  • 妊娠から出産後に至るまで病院ではデオドラントプランが組み込まれている
  • 日本の制汗剤だと成分が弱いので、日本在住でもアメリカから取り寄せる
  • 入浴する時はアルコール成分を混ぜて除菌する意図が強い
  • シャンプー、ボディーソープ、石けんなどはデオドラント効果がある成分を含む
  • 洗濯洗剤や柔軟剤もデオドラント効果がある成分を含み、芳香成分が全然抜けない
  • ドラッグストアに行くと、大容量かつ日本の数十倍ある種類の芳香剤が売られている
  • 男女ともコロンや香水は携帯する

以上のように、アメリカ人と日本人ではワキガや体臭といった臭いに対する考え方が根本から違うことがおわかり頂けたと思います。

例えば日本だとハンカチを持ち歩こう、外から帰ったら手洗いうがいをしよう、食べたら歯を磨こうくらいしか教育をしませんが、アメリカでは「デオドラント教育」が導入されているためエチケットの一環で制汗剤や香水が使用されています。

    • 日本の教育批判になるんだけど、海外みたいに実社会で生きていく上でもっと活用できることを学習指導要領に取り入れるべきだと思うんだよ

    • そうですね。国民性といえば仕方ないかもしれませんけど、大人になるといろいろ大変ですしね

    • うん、デオドラント教育もそうだし性教育とかも大切な指導だと思うんだ。なのに日本だと外部があれこれ問題にするから教員側も扱いが困るんだよ

    • まっきーさん、ちょっと話ズレてきてます(笑)

アメリカ製の制汗剤事情と注意点

ではアメリカ製の制汗剤は日本製とどう違うのかというと、メーカーが考えるデオドラント効果の目的が異なります。アメリカ製だと、そもそもの体臭やワキガの臭いも強烈なため、完全に臭わないようにするのが難しくなります。

そのため無臭の制汗剤よりも、多くは汗と混じることで香水のように人工的なあまい独特の香りがする芳香タイプの制汗剤が製造されています。日本人は臭うといってもアメリカ人と比べれば臭わないに等しいので、無臭性であったり少しいい匂いがする制汗剤が製造されています。

日本ですれ違う外国人が独特な香りを放っている場合、わざわざ日本に海外製の制汗剤や香水をネットショップで取り寄せてまで使っている場合が多いです。このことを知らないと冒頭のように「日本にはないあの香りの正体は一体何なの?」状態になってしまいます。

もちろん海外製の制汗剤もコストコなどで日本で売られている場合がありますが、海外メーカーも日本人の体質に合わせて制汗剤の成分を調節しているので期待が外れることがあります。また同じ成分濃度の場合は、日本人の肌には強すぎることがあり、使用した数時間後には赤く肌荒れを起こす場合があるので注意しましょう。

  • 海外メーカーと日本メーカーでは制汗剤の製造目的が異なる
  • 海外メーカーの制汗剤が日本用にアレンジされている場合がある
  • 海外製の制汗剤は日本人の肌では肌荒れを起こす場合がある

地下鉄は体臭・制汗剤・香水などで香りの危険性

地下鉄は制汗剤の香りでいい匂いが漂っている場合もありますが、しばしば気分が悪くなることがあります。実際に私も何度もアメリカの地下鉄を使用した経験がありますが、あの狭い空間で大柄のアメリカ人や他の国の外国人たちに囲まれていると、もういろいろな体臭や香水や制汗剤臭などが混ざって鼻をついてきます。

最近は日本でも柔軟剤や香水による香害問題が広まってきてはいますが、海外だとその程度では済みません。人工的な香りに苦手な方だと確実に気分を害するので、アメリカに旅行しに行く場合は地下鉄など密閉空間は注意しましょう。ただし、それがアメリカ人にとってのエチケット文化でありマナーなので、異文化理解として受け止めましょう。

    • 地下鉄で寝てしまって、終着駅で金髪の女性が『Excuse me』と起こしてくれたんだ。あの時の彼女のいい匂いと顔は今でも忘れることができない思い出!

    • 相変わらずですね(苦笑)そのまま変な人に連れ去られたらいいのに

まとめ

今回は「なぜアメリカ人のワキガや体臭は臭わないのか」についてお伝えしてきました。

  • 遺伝情報と食文化によって70%以上のアメリカ人はワキガであり、体臭が臭う
  • 日本とアメリカではワキガや体臭に対しての考え方が全く異なる
  • 歯磨きをするのと同じように、教育上デオドラント文化を指導する
  • 強烈な臭いを消すよりも、汗と混じることで独特な甘い香りを作り出している
  • アメリカ人にとって香りで身を包むことは当たり前の文化であり、他人へのマナーである

世界的に無臭と羨望される日本人が、本来臭うはずのアメリカ人を羨望していることからして、どれほど日本の制汗剤の考え方や、デオドラント教育が遅れたものなのかと感じてしまいます。あの独特な香水のような香りは日本人が真似をしようとすると、できないとはいいませんが人種が違うのでやはり難しいと思います。

とはいえ、アメリカ人に学ぶ制汗対策やデオドラント教育は有意義なものばかりですので、ワキガや体臭に悩んでいる方は一度アメリカ人のノウハウを取り入れてみてはどうでしょうか。

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はじめまして。当サイトを運営しているまっきーです。

(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

10年以上にのぼる医学知識と検証をもとに、汗と臭いの悩みを解決する情報を発信していきます。

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