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ニキビ女子中学生でも恋がしたい!アクネ菌とターンオーバーの正常化


思春期真っ只中において背中やおでこにニキビができる中学生は、女の子・男の子問わず非常に大勢います。特に女の子は初潮も起こり、小学生のときよりも敏感に人目を気にし始めるお年頃で、美容やお化粧にも力を入れていく時期です。

そんな時期に自分の顔にニキビができてしまうと、人前で恥ずかしい思いをしてしまいますし、好きな男の子には自分のニキビ顔を絶対に見られたくない女心で悩みます。今回は、恋がしたいニキビ女子中学生のために「ニキビができるメカニズムと予防(治療)方法」についてお伝えしていきますので、女子中学生はぜひご覧ください。

ニキビ(尋常性ざ瘡/アクネ)とは?


ニキビとは、単なるデキモノではなく「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」もしくは「アクネ」と呼ばれる慢性炎症性皮膚疾患になります。主に小学生~中学生時期の思春期前後からニキビを発症する方が多く、発症するのは顔・おでこ・背中・胸などになります。

「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」は、「ありふれた皮膚にできる腫れもの」という意味ですが、ニキビは慢性炎症性皮膚疾患という歴とした病気の一種なので、適切な治療を心がけましょう。

アクネ菌(Propionibacterium acnes/プロピオニバクテリウムアクネス)とは?


続いて、ニキビの原因であるアクネ菌についてみていきます。人間の皮膚の毛穴にはアクネ菌(Propionibacterium acnes/プロピオニバクテリウムアクネス)と呼ばれる常在菌がいます。

アクネ菌の大きさは長さ1µm~5µm(マイクロメートル)✕幅0.4µm~0.7µmでとても小さく、脂質が大好きなため顔や背中などの皮脂が多い毛穴にたくさんいて、およそ10万個~100万個/1平方センチメートルのアクネ菌が検出されます。では一つ質問します。

Q.アクネ菌はニキビの原因となる菌だからすべて殺してしまうべきでしょうか?

答えはアクネ菌は必要な菌なので殺してはいけません。まず、常在菌とは常に人間の体に存在している菌のことです。常在菌は人間の体に良い働きをしてくれる「善玉菌」と逆に悪い働きをする「悪玉菌」、それと善玉菌と悪玉菌のバランス次第で良い働きも悪い働きもどちらもする「日和見菌(ひよりみきん)」に分かれます。

アクネ菌は「日和見菌」に分類されて、通常時は「皮膚を弱酸性に保ち、外部から侵入してくる細菌や有害な菌からバリアする」良い働きとしてしてくれますが、何らかの原因で善玉菌より悪玉菌が多くなれば「皮脂を分解するリパーゼ酵素を分泌して皮膚の炎症物質を発生させる悪い働きをします。

厳密にいえばアクネ菌の皮質分解と毛穴内の細胞の免疫反応によって「IL-1α(インターロイキン-1α)」が分泌され、それに伴い細胞内での信号物質(炎症性サイトカイニン)が分泌されて、結果炎症を引き起こしています。

ただ、お医者様はともかく「IL-1α」や「炎症性サイトカイニン」まで理解する必要はないので、覚えてもらいたいことは「アクネ菌は通常時は皮膚を守りつつも、場合によっては皮膚を炎症させることもある」ということです。

ニキビはどのようにできるの?


ニキビを理解する上で皮脂の役割も知らなければなりません。皮脂は皮脂腺から分泌されて、通常時は毛穴から皮膚上に出てきます。役割は3つあり、皮膚の表面に薄い膜状のバリアを張り細菌などの侵入を防ぐこと、外部からの衝撃緩和、それと皮膚が乾燥するのを防ぐ保湿効果です。

しかし、何らかの原因で毛穴の出口付近で角質化(古い細胞が固まることが起こると、毛穴の出口に蓋(角栓)ができます。そのため、皮脂腺からは皮脂が次々作られるのに、一向に出口から出ていかないので毛穴中に皮質が溜まりまくることになります。

あるいは何らかの原因で皮脂の分泌が増えても、作られる皮脂の量と毛穴から出る皮脂の量のバランスが崩れる(分泌量>出る量)こともあります。このようにして毛穴中に皮脂が大量に溜まりまくると、皮脂大好きなアクネ菌は無料食べ放題気分で次々と皮脂を分解し、またアクネ菌の数も増殖していきます。

上記で説明したように、アクネ菌により細胞から炎症物質が出されて炎症を起こし始めます。次第に毛穴中は炎症物質でいっぱいとなり、毛穴に蓋をしている角栓すら無理矢理内側から押し上げていきます。そして、皮膚上に目に見えるウミ(大量の炎症物質のかたまり)が作られ始めます。さらにウミが溜まっていくことでニキビが作られます。

「ニキビの形成手順」・・・
1.分泌される皮脂の量が増える/角質化が起こる
2.毛穴中の皮脂量増加に伴うアクネ菌増加
3.炎症が進みウミが形成
4.ウミが悪化してニキビが形成

ニキビ跡はどのようにできるの?

ニキビ跡ができる原因は、炎症部分の悪化です。「ニキビの中身は要らないものだから、潰して出せばいいのでは?」と考えて爪でニキビを潰した経験はありませんか?そして、潰したニキビは治ったのにニキビ跡が残ってしまった経験はありませんか?

炎症が起こると毛穴中や周りの細胞も傷つきます。そして、ウミからニキビと炎症が悪化すると細胞はもうボロボロです。そのボロボロの状態で爪でニキビを潰すと、火に油を注ぐようにさらに細胞は傷つきます。場合によっては、ニキビが潰れた箇所からウイルスなどが侵入してきて余計に炎症が悪化したり、毛穴より深層である真皮や皮下組織まで炎症が到達してしまいます。

真皮レベルまで炎症が到達すると、細胞の完全な修復は極めて難しいといえます。火傷を例に考えると、沸騰したお湯に一瞬だけ触れた程度では跡は残りませんが、家が火事になって皮膚が損傷した場合完全には修復されません。

火傷が治っても損傷した箇所は傷跡が残ってしまいますが、この原因も火傷の損傷が真皮や皮下組織まで到達しているために細胞の完全な修復ができないからです。そのため、炎症を最小限に抑えるためにニキビは爪で潰したり、潰さなくても触って余計な刺激を与えることは絶対にしないでください。

「ニキビ跡の形成手順」・・・
1.アクネ菌による炎症で細胞が傷つく
2.ニキビが形成され細胞はさらに傷つく
3.ニキビを潰したりウイルスの侵入で炎症が悪化
4.真皮や皮下組織まで炎症が悪化して、ニキビ跡が形成

思春期にニキビができる原因

ニキビとニキビ跡の形成手順は理解できたと思います。では「なぜ角質化が起こるのか」「なぜ分泌される皮脂の量が増えるのか」について下記に原因を6つ記載します。

原因1/思春期のホルモンバランスと思春期ニキビ

女の子・男の子も人間が大人になるためには成長ホルモンと男性ホルモンが必要なのですが、これらのホルモン分泌が最も増加するのが思春期(11歳頃~18歳頃までの第二次性徴期)になります。

これらのホルモンの分泌が増えると皮脂腺への刺激が強くなり皮脂が多く分泌され、アクネ菌の増殖を促します。この時期にできるニキビを「思春期ニキビ」と呼びますが、体の成長が原因のため防ぐことは非常に難しいです。

原因2/初潮(生理現象)によるホルモンバランスの乱れ

女の子の体は個人差はありますが、思春期(第二次性徴期)から初潮(生理)を迎えます。生理前の時期を黄体期といい、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌増加により交感神経が活性化します。

一方でエストロゲン(卵胞ホルモン)は女性特有の肌の柔らかさやうるおいを与えてくれるホルモンですが、黄体期には減少するので肌がガサガサになり、結果、毛穴に角化細胞が詰まりやすくなります。

原因3/睡眠時間の不足とターンオーバー


睡眠中は表皮の最下層(基底層)から体の細胞が新しく生まれて、古い細胞は表皮の最上層(角質層)から垢として落ちていく「ターンオーバー」が最も活発化します。簡単にいうと肌の生まれ変わりで、きれいな肌を保つためには欠かせないサイクルとなります。

しかし、ちょうど思春期の時期に夜更かしを覚える子どもたちは多いです。夜遅くまで友達とLINEで会話をしたりYouTubeを見たりすると毎日の睡眠時間が十分に取れず、肌の生まれ変わりが不十分となります。これが細胞の角質化を招き、毛穴の出口を塞いでしまうことになります。

原因4/食生活の乱れとビタミン不足


中学生になり活動範囲は広がります。友達とショッピングをしてお昼にファーストフードを食べたり、学校の修学旅行やバスの移動中におしゃべりをしながらポテトチップスなどのスナック菓子を食べる子どもは本当に多いです。

ファーストフードやスナック菓子を食べてはいけないとはいいませんが、偏った食生活をしていると体内に脂肪分や糖質が蓄積されてしまい、皮質の量が増えます。あるいはお肉ばかり食べて、果物や野菜を食べないでいるとビタミン不足になるためターンオーバーにも支障が出てきます。

原因5/ストレスの蓄積による活性酸素

思春期の時期の子どもたちはあらゆることを意識してしまい、同時にストレスを感じています。学校の友達関係、部活の実力差、期末試験、女の子は生理も始まり自分の体なのにうまく付き合えない悩み、異性を好きになってもフラれたらどうしようという葛藤など、ストレスを感じずにいられる日は存在しません。

人間がストレスを感じると、脳は「体が弱っているから元気づけよう!」と活性酸素を発生させます。いわばドーピングのようなもので一時的に元気にはなりますが、細胞を傷つけ、老化や病気の原因となる問題があります。活性酸素は体内のあらゆる細胞と反応する性質をもつので、肌に必要な成分(コラーゲンなど)も破壊してしまい、肌荒れやーンオーバーにも支障が出てきます。

原因6/オゾン破壊や空気中の汚染物質などの外刺激

人類は文明を発達させてきましたが、その代償が自然破壊です。家庭に一台は当たり前の冷蔵庫やエアコン、日本中どこでも自動販売機などの機械を冷却するために「フロン」という化学物質が使われています。

厳密には違いますが、オゾン破壊はフロンによって行われます。オゾン層が破壊されると太陽からの有害な紫外線も私たちの皮膚に直接当たり、皮膚の炎症や病気を引き起こします。また、フロンだけではなく大気中にはさまざまな有害化学物質が存在していますし、スギ花粉などの花粉などが毛穴に入り込んでくると皮膚に炎症や肌トラブルを起こす原因となります。

ニキビの予防(治療)方法

思春期は誰もが通る時期だからこそ、ニキビが一つもできないという人はまずいません。むしろ必ずニキビはできます。だからこそ、対処可能な原因に対して予防と治療を行うことが効率的かつ現実的です。下記にニキビの予防(治療)方法を6つ記載します。

予防(治療)1/生理現象によるホルモンバランスの乱れ

プロゲステロンが増加しているため、イソフラボンや漢方治療などでエストロゲンを増やしましょう。

予防(治療)2/睡眠時間増加でターンオーバーの正常化

当たり前ですが、成長期真っ只中の子どもたちはとにかく睡眠時間の確保が重要です。大人の場合は6時間~7時間で十分ですが、最低でも7時間~8時間は睡眠時間を確保しましょう。

予防(治療)3/食事のバランスとビタミン補給


毎日スナック菓子を食べるのはダメですが、週に1~2回程度なら問題ありません。本当にニキビをどうにかしたいのであれば、食生活を見直してみてはいかがでしょうか。

ニキビに有効なビタミンはビタミンA・ビタミンB群(B1・B2・B6)・ビタミンC(+リコピン)・ビタミンEになります。それぞれのビタミンの効果と食べ物は上の表を見てください。これらのビタミンのどれかを摂取すればいいわけではなく、毎食の中でバランスよく摂取していくことが重要です。

やってはいけないことは、一度の食事で一日分のビタミン補給をしてしまうことで、排尿などでビタミンは出ていくので意味がありません。必ず回数を分けて摂取するようにしてください。また、ビタミンを吸収する胃や小腸が弱っていても吸収率は下がってしまうため、ヤクルトやヨーグルトなど乳酸菌で吸収率は維持してください。

体を元気にして、必要なビタミンを補給することで肌の炎症を防ぎニキビ予防と早期治療につながります。食事にかける時間があまり取れない方は、応急措置ですがチョコラBB、サプリメント、青汁などで補給はできます。

予防(治療)4/ストレスをためない

ストレスをためないのは重要だとわかっていても、じゃあ実際にはどうすればいいのかわからない方は多いです。個人個人で趣味も違えば、悩んでいることが不明瞭で他人に話せない方もいます。これが正しいというわけではありませんが、管理人がたまにやっている一つのストレス発散方法をお教えします。

「管理人がたまにやるストレス発散方法」・・・
1.とりあえず家からでる
2.目的地も決めず、ボーとしつつあまり人がいない静かな道を歩く
3.テキトーなタイミングで「何に対して悩んでいるのだろう?」と自分に向かって問いかける
4.「何に対して」が返ってきたら、「なぜ?」「どう解決する?」と永遠に自問自答を繰り返す
5.スッキリしたら、わけもわからず一分位全力疾走で駆け抜ける
6.家に帰ったら、入浴しつつ思考を実際に口に出して、反響した声を耳から入れる
7.入浴後、コーラとアイスを食べつつ友人か恋人に愚痴る

なぜ私がこのような方法を取るのかというと、体や五感を動かし思考の靄を取り払うことで「ストレスを感じる原因を明確化する」ことです。ストレスがたまる理由は、単純に解決できていないからです。では、なぜ解決できていないのかを考えれば、具体的な理由や解決方法が見えていないからです。

まずは、ストレスを感じていることを曖昧な状態から論理的解決までどう導くのかレールを敷けば、100%ストレスは解決・軽減できます。論理的解決をするためには最低でも6W2H(what、why、who、whom、when、where、how、how much)まで落とし込んでいきましょう。

予防(治療)5/外刺激の緩和

紫外線から肌を守るためにはビタミンCやリコピンが有効ですが、日焼け止めや衣類で皮膚を覆うなど直接紫外線から当たらないようにする工夫も必要です。また、ニキビができた際に気になって爪で触ったり、前髪がニキビに当たってしまうことでも炎症を悪化させるので、気をつけてください。

予防(治療)6/石けん洗顔時に皮脂を落としすぎない

よくニキビ予防の方法で、「ぬるま湯で石けん洗顔を十分にしましょう」と見かけますが、一つだけ注意点があります。洗顔する際に、皮脂を落としすぎて皮膚バリアが弱まりウイルスなどが侵入してしまうことがあります。

過剰にゴシゴシ洗顔するのは避けてください。また、お化粧やファンデーション、化粧水なども成分によって毛穴を塞いでしまうものもありますので、購入時にお店の方に相談するのも初めのニキビ予防につながります。

まとめ

今回は「ニキビができるメカニズムと予防(治療)方法」についてお伝えしてきました。一般的にはニキビ菌と呼ばれるアクネ菌ですが、実は人間の皮脂を使って外部から肌を守ってくれている菌でもあります。

しかし、生理やストレス、食生活などでアクネ菌の悪い面が表に出てくるとニキビができてしまいます。女の子なら今すぐにでもニキビを治したい、小さくしたいと無理にでも潰してしまう子も多いですが、さらに炎症を起こして自分の肌を汚くするだけです。

思春期によくニキビができるのは成長の一環なのでどうしようもないことですが、だからこそニキビができる他の原因の中で対処できることはしていきましょう。思春期は日常、学校、家庭、恋愛、初潮(生理)、部活、趣味などいろいろなことに敏感な時期ですので、とてもストレスがたまりやすいですが、正しいスキンケアと日頃の生活を大切にしていきましょう。

親御さんはそんな娘さん、息子さんのために毎日の食生活など邪魔をしない範囲で心身ともにサポートしてあげてください。

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(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

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