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【アンモニア臭と肝臓・腎臓機能の低下】血液中の乳酸と98.0%の水分


「運動後の汗からアンモニア臭やおしっこの臭いがします。」「ストレスのせいか腎臓が弱ったのか急に汗の臭いが変わったような気がします。」「アンモニアっぽいですが、これってストレス臭?」といった悩みを感じたことはありませんか。

普段汗をあまりかかない人でも、たまに運動した時に鼻にツーンとくるアンモニア臭を自分から発している場合も少なくはありません。今回は、「汗とアンモニア臭の原因と対策」についてお伝えしていきますので、ぜひ、ご覧ください。

アンモニア臭とは?


あの鼻をツーンとつく強い臭いのことです。人によっては「納豆・ヨーグルト・おしっこ」のような臭いと表現することもあります。体内で生成されたアンモニアが汗や尿、あるいは口臭などで出てくる時に臭います。アンモニア臭が強く出る原因は複数あるため後ほど詳しくお伝えしますが、ストレスを感じることでもアンモニア臭を発するので、よく「ストレス臭(疲労臭)」とも言われます。

「アンモニア」・・・
窒素と水素の化合物で、鼻をツーンとつく強い臭いのこと。アンモニアは水に溶けやすい性質を持つ。大気中、天然水中、土壌中にも少量存在する。

汗の構成成分


下記の発現に対して、あなたはどうお考えでしょうか。何か違和感を覚えませんか?

Q.「私の脇汗はアンモニア臭ほどではありませんが、脇汗がすごく臭います。」

通常、そもそも汗自体はほとんど臭いをもちません。汗の構成成分を円グラフ化してみましたのでご覧ください。人間の汗の構成成分は98.0%が水分、塩分(塩化ナトリウム)0.6%、尿素0.1%、その他(ミネラルなど)1.3%になります。

その他とは、尿酸、カルシウム、マグネシウム、カリウム、タンパク質、アミノ酸、乳酸、アンモニアなどです。もともと血液(血漿)が水分やミネラルなどの成分を細胞に届けて循環させていましたが、循環中に汗腺で吸収しきれない分が皮膚上に現れたのが汗です。

汗の構成成分には臭いを放つ尿素やアンモニアの濃度が薄いため、汗自体はほとんど臭いません。ちなみに「汗と尿は同じ成分でできている」と聞いたことはありますか?これは本当で、成分は同じです。

ただ、本来汗の役割は体温を調整することであり、尿の役割は老廃物の排出であるため、主に含まれている尿素の濃度やアンモニアの濃度が違います。そのため、臭いの比較をすれば、尿素やアンモニアの濃度が濃い尿の方が臭うことになります。

また、汗といっても人間の汗腺はエクリン腺とアポクリン腺があり、アポクリン腺から発汗する汗には、多少の臭いもあります。しかし、アポクリン腺からの汗といっても、それ単体では強烈な臭いを放つほど臭いの成分を含んでいるわけではありません。

「アンモニア臭ほどではないが、脇汗がすごく臭う」場合に考えられるのは、その人が発汗した脇汗をしばらく放置したため、毛穴の皮脂や垢と皮膚上の雑菌が反応して臭いを発生させている可能性があります。この場合の臭いは、汗を放置しないでしっかりと汗を拭き取ったり洗うことが対策となります。

アンモニア臭の考えられる原因

では、アンモニア臭が発生する原因とは何かお伝えしていきます。大きく分けて、「肝臓と腎臓機能の低下」・「血液(血漿)の乳酸の増加」の2つの原因が考えられます。

原因1/肝臓と腎臓機能の低下


消化の工程において肝臓と腎臓がなければ私たちは生きてはいられません。人間は食べ物を口にした時、胃を通って消化をしていきます。消化の段階が進み、肝臓でタンパク質を分解する際に人体に有害なアンモニアが発生します。

肝臓はこの有害なアンモニアをオルニチン回路を通して無害な尿素に性質を変えます。そして、無害なアンモニアは血液(血漿)に溶け込み、腎臓へ流れて、排尿されます。もちろんすべての無害なアンモニアが排尿されるわけではなく、先ほど円グラフで説明したように多少は汗となって出ています。

しかし、肝臓と腎臓のどちらかでも機能が低下した場合、有害なアンモニアは安全に処理されなくなります。機能低下した肝臓はタンパク質を分解する際に、すべての有害物質のアンモニアを無害にできなくなります。

この有害なアンモニアも当然水に溶けやすい性質を持つため血液(血漿)に溶け込みます。通常かく汗の中には無害なアンモニアで濃度も極端に低いものでしたが一転して、有害なアンモニアが汗に含まれるため、あの鼻をツーンとするアンモニア臭を発生させることになります。

同様に、腎臓では有害なアンモニアを無害なアンモニアに変える機能は無いため、排尿時にアンモニア臭が発生することになります。あるいは排尿に支障が出る場合、血液(血漿)中のアンモニア濃度が増し、汗に含まれるアンモニア濃度が非常に高くなります。

イメージすれば、平均的に一人の人が1回に排尿する量はコップ1杯分(およそ200ml)✕およその1日あたりの排尿回数5回のおよそ1000mlの尿の中に含まれていたアンモニアが、血液(血漿)中に溶け込み全身を回り細胞や汗腺に入り込むということです。

肝臓と腎臓の機能を引き起こす原因は、暴飲暴食、お酒の飲み過ぎ、肉ばかり食べるなど過剰なタンパク質の摂取、睡眠不足、肉体的・精神的疲労、仕事の疲れやストレス、残業などが挙げられます。肝臓と腎臓の処理能力を超えたり、人間の体から体力や元気がなくなると肝臓と腎臓機能の低下を招きます。ちなみに、上記の例のように体に元気がない、疲れたためにアンモニア臭が強く出てしまうことをストレス臭(疲労臭)といいます。

「肝臓」・・・
タンパク質を分解する際に発生する有害なアンモニアを無害なアンモニアに解毒する機能がある。また、乳酸をグリコーゲンに変化させる。
「ストレス臭(疲労臭)」・・・
身体的・精神的に負担が原因で発生するアンモニア臭のこと。原因は、肝臓や腎臓の機能低下と乳酸の増加による有害なアンモニアの増加。

原因2/血液(血漿)中の乳酸の増加

乳酸は運動した時に体内で生成されます。運動する時に筋肉にはエネルギーが必要で、筋グリコーゲン(ブドウ糖)が分解されます。筋グリコーゲが分解され、エネルギーが生み出されると同時に乳酸とアンモニアも生成されます。

乳酸が筋肉に蓄積していくと、筋肉の動きは鈍くなり、疲れを感じやすくなります。ランニングや持久走をすると足が重くなったりするのは乳酸がたまっているからです。特に、日頃あまり運動をしてこなかった人がダイエットをしようと急に激しい運動を行うと、急激に乳酸はたまっていきます。

あるいは、汗かきではなく日頃は汗の臭いを気にしない人でも、たまに運動をするとアンモニア臭がする場合は、乳酸が関係している可能性が高いです。肝臓は乳酸をグリコーゲンに変える機能もありますが、乳酸が増えれば増えるほど体の疲労も蓄積していき、疲労によって肝臓の機能が低下していきます。

つまり、乳酸が増えれば有害なアンモニアが増えやすくなり、アンモニア臭や疲労臭が発生しやすくなります。その他に運動以外で血液(血漿)中の乳酸が増える場合が、血行不良が起こっている場合です。

血行不良になると血液(血漿)の循環が滞り、血液(血漿)中の酸素が十分全身に行き届かなくなります。酸素が十分な場合はグリコーゲンを分解してエネルギーを生成するしか方法がないため、乳酸が増加します。同時にアンモニアも増加します。血行不良を引き起こす原因は、寒さやストレス、喫煙や浴槽を使わずシャワーのみで生活するなど自律神経の乱れが続く生活を送ることで発症します。

「血行不良」・・・
本来全身に循環しなければならない血液(血漿)が、自律神経の乱れのため十分に行き届かなくなること。冷えを感じたり、乳酸の増加やそれに伴うアンモニアの増加なども引き起こす。

アンモニア臭の対策方法

アンモニア臭を防ぐ方法としては、上記に挙げた原因の真逆で、「肝臓と腎臓機能の低下を防ぐ」・「血液(血漿)中の乳酸を減らす」ことが重要です。

対策1/肝臓と腎臓機能の低下を防ぐ

肝臓と腎臓機能低下を招く原因は、臓器への過剰な負荷や、肉体的・精神的疲労やストレスでした。したがって、あなたの生活環境や生活リズムをコントロールしていく要があります。ただ、頭の中で考えていても忘れてしまうので、しっかりとメモをしていきましょう。

例えば、暴飲暴食をしていると思うのならば、「何時にどんな成分のものをどれだけ食べたり、どんなお酒を何杯飲んだのか」毎日欠かさず記録をすることで、どこをどれだけ改善すればいいのか見えてきます。

ただ、面倒だと思うのであれば、「この日は何時からは絶対に食べない、飲まない」と体を休める日を強制的に作るなどをしてはいかがでしょうか。ただ、疲労臭というように会社の人と関わる中でストレスを抱える場合は、自分の意志だけではどうしようもない場合もあります。そういう場合は、次の「血液(血漿)中の乳酸を減らす」対策をお読みください。

対策2/血液(血漿)中の乳酸を減らす

血液(血漿)中の乳酸が増える原因は、急激な運動や血行不良でした。ダイエットをしようと思っていきなり走り出したり、日頃運動しないのに急に運動する人もいますが、やめましょう。まずは週2ペースで1時間くらいからできる軽い運動やお風呂上がりに30分ほどストレッチをすることからはじめましょう。ヨガをなされる女性は多いですが、ヨガは体の血行を良くするので、血行不良も改善することができます。

あるいは、運動する時間もなかなか取ることができない人もいると思います。そういう場合は、血液(血漿)中の乳酸を一時的に減らす方法を2つお伝えします。一つは「クエン酸を摂取する」ことです。乳酸の分解を促進させるのがクエン酸です。レモンや梅干し、飴やジュースなど手頃なものでかまいません。一時的ですが、毎日継続しやすいため誰でも試せます。

もう一つは、「ミョウバン水やサプリ、制汗剤などを購入してアンモニア臭を一時的に消す」ことです。即効性もあるので、多くの女性がすでに実践されていると思います。サプリは体の中から改善ができる期待もできますが、制汗剤にしろサプリにしろ、それだけでは根本的なアンモニア臭の解決にはなりません。人前で恥ずかしくないために一時的に使用して、あくまでも本当の対策はご自身の体質改善を行うことは忘れないでください。

まとめ

今回は、多くの人の悩みである「汗とアンモニア臭の原因と対策」について見てきました。健康的な人のかく汗の成分はおよそ98.0%水分でできて普段はアンモニア臭がしません。ただ、アンモニア臭で悩む多くの人が、「肝臓や腎臓の機能低下」・「血液(血漿)中の乳酸とアンモニア臭の関係」を十分に理解していません。

そのため原因に対する効果的なアンモニア臭や乳酸対策ができていません。特に社会人の方はお仕事をする中で、自分の会社の人や取引先との関係性、さまざまなストレスを毎日強く受けていると思います。

あくまでも一例ですが、土曜日や日曜日のお休みも平日の疲れが出てしまい、家の中でただ寝るだけ。休み中に仕事のメールが来る。お金もないのでエステも行かない、温泉も行かない、運動も面倒だからやらない。気づけばまた明日は会社に行かなければならない。

このように私たちは常日頃ストレスを感じている状態です。健康でいることは難しいですが、それでも自分の生活で改善できることはないか、生活環境を変えることがどうしても難しいのであれば、乳酸を分解する食べ物や飲み物はないか、気軽にできていつでもできる運動はないかなど、自分の生活内でできることを考えましょう。

できることが見つかれば、どのようにすれば実現できるのか計画を立てて、その一環でサプリや制汗剤などで一時的にアンモニア臭を取り除くことは良いことだと思います。一時的にでもアンモニア臭がなくなることはあなたの精神的ストレスも軽減できます。

ただ、根本的な生活や体質の改善にはつながらないので、同時にしっかり生活改善をしましょう。この記事が一つでもあなたの参考になればと思います。

いろいろな治療方法を“まずは実際に試す”ことから多汗症治療は始まります。はっきり言いますが、“悩むだけで、今何も行動しない”なら、“今後も今と同じくずっと汗に悩まされ続ける”だけです。“まずは行動をする”ことが、あなたの汗を治療することに繋がります。

    • 下記は子供や妊娠中の女性の敏感肌でも使える制汗剤の『テサランを実際に購入して3ヶ月間使ってみた感想』についての記事です

“今汗で本気で悩んでいて”、“今すぐ汗対策をしたい”方は必ずご覧ください。

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プロフィール


はじめまして。当サイトを運営しているまっきーです。

(自称)多汗症コンサルタントとして150名以上のコンサルタント経験を持ちます。

10年以上にのぼる医学知識と検証をもとに、汗と臭いの悩みを解決する情報を発信していきます。

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